関東バス釣りの聖地である房総ダム群が位置する千葉県南部が台風15号の影響で、停電・断水などで大変な被害が出てしまいました。復帰には長い時間がかかるようですが、そんな中でもボート屋の営業はしているようで、釣りに行くことで現地を応援したいものです。
そして、話は茨城県は牛久沼へと移ります。
体調不良などで参加を見送っていた、牛久沼たまやボート定例大会ですが、2カ月ぶりに出場をしてきました。バスは…たくさんいるようです!牛久沼!
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■目次
台風通過後のエックスデー【X-DAY】があったようです
台風が来る直前、もしくは通過後の落ち着いたそのタイミングで魚たちの食い気がにわかにたつ時があるとバスアングラーたちは気づいています。
ド茶濁りがちょっと落ち着きいたそのタイミング…バスたちがいとも容易くルアーに食らいついてくれるのです。
千葉県に被害をもたらし猛威をふるった台風15号が通過したのが9月9日(月)の早朝でした。それから10日は釣りをする人は少ないこともあったのですが、少しだけ落ち着き始めた11日に釣りをした人たちは皆、牛久沼で魚をゲットしていました。
なぜに釣れるのか?を考えるに、台風通過にともなうフィールドは魚たちにとっても環境が激変してエサを食べるどころではないはずです。何しろ、エサになりうるターゲットを探すこと自体が困難になります。
そこで、バスたちは台風通過中は、飯抜きの『飢餓状態』となるため、エサがとれる状態になったその時に!いつもの警戒心とリミッターを解除し猛然とルアーに襲い掛かるのではないか…と、そう思うわけです。
違いますかね!?
このタイミングでは、キロアップを含み、ボートを出されたアングラーは皆さん、良いバスを手にしたみたいです。それは、大会が行われる日曜日まで続くのか…ある意味、それは続いたと言えました。
ウェイイン率は〇〇%!!!子バスたちが育つ牛久沼!!!
2019年9月15日(日)に行われた大会。台風通過から5日が経った日です。
スタート時、雰囲気は相変わらず最高でした。そして、実は雰囲気だけで終わらず結果的にも釣れる一日でありました。
2019牛久沼たまや9月大会、、、
スターティン‼️
雰囲気はいつも通り最高で最強。 pic.twitter.com/zAqERydn3G
— ナマロー@東日本釣れたかも委員会書記長 (@nama_ryu) September 14, 2019
水位も、台風通過時の増水からの減水…そしてまたの増水をした水位でした。かなりの上下動があったので魚たちのポジションも掴みづらいところではありましたが、バスたちは元気だったようです。
何しろ、2019年今シーズンの牛久沼は、夏以降では特に、元気な子バスたちがたくさんルアーにじゃれついてきてくれることが多くありました。
この日も、おそらくは昨年に生まれた?子バスたちがたくさん釣れていました。(牛久沼ローカル大会は、大きさ制限なし。基本、大きいのが牛久沼。)
釣れるバスがやたらと大型化することだけが印象的だった牛久沼ですが、ここ数年の産卵が上手くいってくれているようで、好奇心旺盛な子バスたちがたくさんアタックしてきてくれていました。
そのためか、ウェイイン人数も59人参加中、35人と、まさに「釣れない」とは言わせない結果が出てきたのです。
打っても巻いてもイケてた牛久沼
この日の西谷田川は特に活性が高かったようで、小型のクランクベイトを巻いていると子バスたちがたくさん食ってきてくれたそうです。
傾向として「数釣りの西谷田川」「サイズの東谷田川」と言われているわけですが、この日もその通りで西谷田を攻略したアングラーは牛久沼としてはツレツレの5~6匹は魚を釣って入れ替えをしてきていました。
入れ替え…これは個体数が少なくなってから久しい牛久沼にとっては大変珍しい大会での出来事と言えます。ツ抜けなどは夢のまた夢だったりします。10匹を超える釣果は…近年、聞いたことがありませんから。
優勝は結果的にナイスサイズを3匹釣ってきたクロセ選手が嬉しい初優勝でした。
私はというと、迷走をして最終的にクイに対してネコリグの落とし込みを徹底したところキロ弱の魚をなんとか絞り出すことに成功してなんとかウェイイン。
久しぶりのワームでの魚!フッキングが気持ちよかったです。まぁ、上位陣には食い込めず…
15番目…でしたね…
台風で散った!?魚たち!?
だいたい毎年のことではありますが、台風が来ると夏場に上昇に次ぐ上昇を繰り返し「熱く」なってしまった水を掻き混ぜまくり、フィールドをリセットしてくれます。
それが、あまりにも大きなパワーとなると釣りどころではなくなってしまうのですが、幸いなことに牛久沼では魚たちにダメージを与えるほどの被害はもたらしませんでした。
一方で稲敷市を流れる新利根川は、多くの魚たちが死に、川での釣りは厳しいものになってしまったようですが…地域的には同じなのですが、ちょっとの差で自然の猛威は変化するということがわかりますね。
新利根川…
茨城県南の新利根川と破竹川で魚大量死 ハクレンか、県対応検討(茨城新聞クロスアイ) https://t.co/adevApIBg8
— ナマロー@東日本釣れたかも委員会書記長 (@nama_ryu) September 12, 2019
そうそう、記憶に新しいのが2015年9月10日に降った大雨による鬼怒川の大洪水。この時には、なんと普段は牛久沼の水が流れ込む小貝川からなんと水が逆流!!!(これは普通なら有り得ないことです)
いつもは姿をそんなに見かけないボラたちが大量に牛久沼に現れ、また、おそらくは上流から流れきた子バスたちがたくさん釣れたりする事態となったのを憶えています。
これはここ数年では一番の生態系への変化を与えた、牛久沼での自然の猛威でした。
台風、豪雨はこうして大きくフィールドに変化をもたらし、『釣り人』にとってプラス・マイナス両面で様々な影響を与えてくれるということなのですね。
釣れる牛久沼へ!ドリームフィールドへ!
さて、2019・今シーズンの牛久沼釣行も、諸々なスケジュールの都合上、この9月が最後になってしまいそうです。
大会は本当にたくさんの魚が持ち込まれ、大盛況で終わりました。これも、元気な魚たちが遊んでくれるからに他なりません。
朝、ボートスタートを前に「雰囲気だけは最高の牛久沼」なんていつもツィートしてしまいますが「釣れるし雰囲気『も』最高な牛久沼」となる復権の予感がしてならない2019年の初秋の出来事でした。
・・・謎の島が台風15号の通過後には発生していました。沼は日々変化を遂げている。地球!アース!
大人気!「MPBルアーズ」「モンキーブレインベイツ」「アザーセルフ」
ありがたいことに、上記、人気インディーズブランドが冠協賛となって牛久沼のたまやボートにここ数年やってきてくれています。
ファンも非常に多く、問い合わせも多数で新規アングラーも瞬間風速的に上がるようです。
可愛くて、しかも釣れちゃうルアーを作っている櫻井さんとイサさんに感謝感謝の9月大会でもありました。
(テーピングシステムのアザーセルフさんも言わずもがな、です!)