老舗バス釣り雑誌Basserをあなたはいつから読んでいますか?(え?読んでいない?今日から読みましょう!)四半世紀以上も昔、小学5年生のころに初バスを釣る前から学研が出版していた『少年釣りトップ』を読み込んでいた釣り雑誌大好き少年でした。
そのころのBasserの印象としては文字と漢字が多くて、難しい…そんな上級者向けの雑誌と子供心ながらに思っていたのですが、自分もかなりオトナになりました。今では、20年は途切れることなく読んでいる釣り雑誌がBasserです。
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■目次
Basser読者歴は意外と長い
Basser誌を読みだしたのは大学生のころ。90年代後半に巻き起こった空前のバス釣りブーム真っ最中。Basser誌を食い入るように読み込んでいたバス釣り大好き青年へと成長を遂げていました。
そのBasserの名物企画と言えば何といっても「バサーオールスタークラシック」…。国内のトップバスプロたちが憧れる名誉あるバストーナメントです。大学生当時は、霞ケ浦は土浦が会場だったオールスターでしたが、会場へと足を運ぶことはなく誌面でのみその様子を楽しんでいました。
その後、バス釣り休止期を経てバス熱が再燃。自分のクルマも手にしたことから、オールスターの会場に足を運ぶようになりました。昨年までは観客として…そして今年は…
※今回のブログはバサーオールスタークラシック2017の試合結果を知っている上前提での内容となります。雑誌で全てを知りたい方は雑誌を読んでからお読みください。いわゆるネタバレ注意というやつです。(この時代はそんな人はいない?)
バサーオールスタークラシック会場での買い物が主な目的だった
トーナメントが主体のイベントなのですが、最近は各メーカー・ブランドのブースが出店されていて買い物が楽しい。早朝の人気ブランドでのレアモノルアーの争奪戦は風物詩のようです。
各メーカーには楽しい催しや、セミナーなどが目白押しで一日いて飽きない趣向となっています。朝の選手スタートから、ウェイインまでいると8時間以上は会場にいることになるのですが、釣友たちと話などをしていると時間はあっと過ぎていきます。
釣りをしないのに楽しいイベント!それが、バサーオールスタークラシックです。(途中抜け出してオカッパリをしに行く人もたくさんいますよね)
トーナメントそのものがエンターテインメントとして成立しているのがバサーオールスタークラシック。朝のフライト風景、ど派手な演出とともに帰着しウェイインをするトッププロの姿はアングラー垂涎の的となります。行ったことがない方…一度参加されることをオススメします。
プレスアングラーへの応募のきっかけ
このブログを始めたキッカケもそうなのですが、その一言は「向いていそうだからブログやってみなよ。」のひとことからです。意外と、客観的な人の意見というものに歳をとってから受け入れるようになってきちゃったんですよね。ブログをスタートさせたのも知り合いのススメからでした。
今シーズン初応募となったのも「バサーオールスタークラシックのプレスアングラーに応募してみなよ」と言うススメを周囲の何人からいただき、やってみるか…と、Basser誌で今季のプレスアングラーの募集をしていた際に応募をしてみたのです。(もちろんブログを書き始めたからこそされたアドバイスなのは言うまでもありません。)
そして、ありがたいことにバサー編集部さんから連絡があり今シーズンのバサーオールスターのプレスアングラーとして参加させていただくことになったのです。
決定してからは、紙面作成のパズルのワンピースと自分がなるわけですから過去記事を読むなど予習をして過ごしました。(バサー誌だけは過去7~8年分はとってある!)
改めてバサーオールスター特集号を読んだけど、リアルトーナメントをありのままに伝える号はどれもこれもが、神回と言える内容。ハズレがないのがオールスターの面白さ、バス釣りの面白さなのかもしれないし、「ハズレがない」と思わせちゃうのが編集の力なのかもしれません。
同船選手の発表は朝でした
土日開催のバサーオールスタークラシック。金曜はサラリーマンであるワタシは仕事。実は、異動がありまして(前の)職場が変わる最終日だったので金曜日は送別会の可能性もあったのですが「大切な野暮用が土曜にありまして…」と送別会は木曜日にしていただきました。
金曜のコンディションは万全で帰宅→少しの睡眠をして、佐原に到着したのは3時過ぎ…
真っ暗な中に、多くのスタッフ、選手たちとそのサポートスタッフ、そして観客…と早朝とも思えない人数が利根川のほとりに集結しだしました。
プレスアングラーとして初めて参加した今回。勝手がわからない中、そわそわとしていると取材についての説明と緊張の担当選手の発表が行われます。
プレスアングラーには、僕のような一般アングラーから、バサー誌を読んでいたらお馴染みのプロライターさんもいらっしゃいます。その中には、アメリカのバストーナメントを追い続けている雨貝健太郎さんの姿もあったりして、アマチュアとはいえ同じ立場で選手と同船するかと思うと、痺れるものがありました。(「秘密のクランクベイト」はバイブル…)
(※伊藤巧プロに同船した雨貝さんのバサー本誌記事は檄文とも言える熱い内容でした…)
無駄に、緊張している雰囲気が伝わってきたのか!?吉田幸二さんから「プレスアングラーは、選手たちに冗談のひとつでも言ってリラックスさせてやってよ~」と言われました。まぁ、僕にその余裕はありませんでしたけどねww
初日は青木大介選手に同船
同船発表はドキドキでした。アナウンスされた名前は「ナマローさん青木選手~~」「ハイ」・・・(実際には本名で呼ばれてますがブログ的に表記)
初日の同船選手となったのが現役最強アングラーの一角…青木大介選手でした。チェックされている方はすでにご存知の通り、青木選手は初日首位で折り返しとなりました。ですので、初日だけの同船となったのですが、試合に対する集中力の高さに終始驚きながらの同船取材となりました。途切れない集中力…これがトッププロなのか、バスプロなのか、と…。
試合内容については、本誌面を是非ともご覧ください。3位入賞とんった青木選手は、P56~P59にてカラー特集が組まれています。
初日に獲ったサカナが大会を通じてのビッグフィッシュとなったのですが、その魚を釣る一部始終を撮影させていただけたのは光栄でした。
動きのある人をちゃんとカメラ撮影するのは初めてだったのですが、静かなる集中から感情を爆発させて咆哮する一瞬を収められたのは紙面作成の一助になれたかな?と…
ネットの使用が禁止なのもこの大会の特徴で、ビッグフィッシュをハンドランディングする姿が見られるのもオールスターの醍醐味のひとつ。そういった一瞬を切り取った写真の数々も誌面にて楽しんでいただけたらうれしいですね。
釣りビジョンさんも同船していて、すでに番組をご覧になった方も多いのではないでしょうか。参戦している選手と、プレスアングラー、動画カメラマンさん…各々がそれぞれのミッションをこなしているとは言え、船上では一瞬同志的な存在になれるのもプレスの面白さのひとつでした。
(俄然、応援してしまうのはしょうがないですよね。もちろん、プレスはレフリーの役割もありますけど。)
二日目は五十嵐誠選手と同船
二日目も朝から担当同船選手を言い渡され、同船させていただいたのは五十嵐誠選手でした。
「ネコリグマスター」とも称されるテクニシャンである五十嵐プロは、ガイドサービスも行っていることから、サービス精神も旺盛な方で気さくに話かけていただけました。(亀山ダムでお見かけしたことありました!)
今回のバサー本誌の特徴的な構成なのですが、オールスター特集号の名物とも言える、競技中の選手の動き(タイムテーブル・フットステップ)がWEBサイト「サイトビー」での掲載となりました。ですので、誌面では全選手の動向が見開きでしっかりと読み物として誌面で展開されています。
五十嵐選手の特集はP84~85です。誌面にはないのですが、裏話としてキロフィッシュを釣り上げた際に「握手しましょう!」と動画カメラマンとともに船上が歓喜に包まれたあの風景が忘れられません。
今回、GPSで各選手を追えた大会となったわけですが、小見川の閘門から一気に40分以上のドライブで利根川最上流までかっ飛ばしたボートに同船できたのはいい経験となりました。プロの試合モード・本気ドライブはヤバイです…
・・・サイトビーのフットステップはカラー画像もあって新時代の到来を感じさせてくれる作りですよ!
2017年に紙の釣り雑誌を読む
インターネットがない時代。20世紀までのバサーオールスタークラシックの結果・内容についてはバサー本誌のみから得られるものでした。トーナメントの様子が知れるのは誌面のみがアウトプットの場でした。
そして、2017年現在…バサーオールスタークラシックの結果や内容をあなたはどこでどのように知りましたか?紙媒体・釣り雑誌であるBasserが主催している大会であるオールスターは非常に多角的な視点・手法でその模様、結果を知ることができます。
昨年から始まったアベマTV生中継もより密度が増して2日間がっつりと生中継。おっかけでその後に試聴することもできて、しばらくオールスターモードが止まりませんでした。
GPSによる選手の位置把握も今大会初の試み。プレスが持ったスマホで、選手のリアルタイムの動きが追えるようになりました。
釣りビジョンさんといったテレビ番組による番組作成もあって、試合終了後の視聴の楽しみも増えました。
プロだけではありません。観客たち自らが、Twitterではいろいろな人がウェイインの模様をつぶやきます。Facebookやブログでは行ってきた模様を整理してテキスト化。ユーチュ―バーたちはブースの盛り上がりの模様をUPしています。
・・・つまりは、ほぼ全ての「結果」を知った中でBasserオールスター特集号は発売となるわけです。
「現場にも行ったし、アベマでも見たし、釣りビジョンも見たし」・・・もういいでしょ・・・と思った方がいたら言いたい。
否!雑誌でしか読めないことがある!
と。
大会終了後に取材された、その後の選手たちが吐露する深い部分。より、深く狭く掘り下げられた世界が雑誌にはあります。繰り返して読み返せるし。プレスアングラーたちが切り取ってきた写真だって、編集されて雑誌になるとよりカッコよくなっています。
・・・すみません。凄く長くなってきてしまいました。
これからも続くであろうバサーオールスタークラシック。コレクションとしても、紙の雑誌は男心をくすぐるものがあります。はい、ということで、ちょっと長くなってしまったこのブログを書いている今日(2017年10月26日現在)店頭にBasser誌は並んでいるはず。バス釣り大好きなあなたが、手にとならないわけがありませんネ!(ネットからも購入もできるしね)
ここまで書いてきたちょっと思ったのは、自分は雑誌作りにちょっと憧れていたところがあったのかもしれません。初バスゲットから四半世紀が経って、読み続けてきた雑誌の裏方のひとりになれたのは単純にうれしかったです!