産卵(スポ―ニング)を知るものは春を制す!
週末はフィールドに行くためチェックを欠かせないのが『月齢』です。汐周りともいいますね。一般的には大潮の時にサカナたちは産卵をすると言われています。それだけに、大潮の時にシャローを狙えばデカイのが釣れるかというとそうでもなかったりもする。
人によっては「大潮は産卵で夢中だから口をつかわない!その前の中潮あたりに食い気が出るんだ!」なんて言う話をしている人もいて汐周りとスポ―ニングの関係性は終わらないテーマのひとつです。
このブログを書いている3月下旬はバスもヘラブナも産卵直前期。2017年は冷え込みが強くて、桜の開花はあったけど満開はちょっとお預けになっています。
魚たちはどうなのでしょうか?気温と水温に引っ張られるのか?それとも汐周りに引っ張られるのか?その辺を今年は意識して3月~4月の魚たちと向き合ってみたい。
↑フィッシングショーのヘラブナコーナーで水槽を激写。デカイゾ!
フィールドを同じくするゲームフィッシュの日本代表ヘラブナはどうでしょう?どちらかと言うとバスよりも少し早めに乗っ込みに入る気がします。アシ際などでバチャバチャやる本能剥き出しのその姿は時に恐るべき数を確認することができます。
ヘラ師の皆さんも沖側に体をむけずに、岸際に向けて竿を出していたりもしますね。一年で一番の大型を狙えるわけだから楽しみな季節です。
他魚種の釣りを知ることで、バス釣りも上手くならないか…!?と考えているのでヘラ師のブログを読んだりするのも好きなんです。
ヘラブナ業界も高齢化をしているためか、バス釣りほどは「釣りブロガー」はいませんが、語りたくなる釣りであることは間違いありません。ヘラ界のマニアックな用語で書き込みをしているヘラ師もいるんですよね。
で、水面との距離感が近いのがヘラブナ釣り。バスたちの産卵期についても敏感に気が付いているようです。どうやら、ヘラブナの方が産卵回数は多いようで4月頭にドカンと産んでから6月くらいまで3~4回は産むそうです。(複数のブログやHPで確認)
バスも「一回はたいたな…」「半プリ」なんて言うワードもあることから複数回産卵を行うと言われています。一方「何回も産まないよ!バスは一回だけだ!」と言う人もいます。どっちなんだろうか…
時代は産卵時期のバスの移動を避ける方向へ
バスのオスは産卵床(ネスト)に入り卵~子供たちを守ります。食性ではない「排除する」本能が働きルアーに思わず口を使ってしまう季節でもあります。
そこで、安定した繁殖が難しい関東でバス釣りを楽しむためにも、最近は産卵期にライブウェルの使用を控える方向も出てきました。(亀山とか、霞ヶ浦は自主的にも)
週末は新利根川に行きますが、5月は霞ヶ浦全域でオフィシャルとなっている大会などでは、ライブウェルの使用は自主的にしない方向のようです。この効果…すぐにはわかりませんけど、数年後にこれがどのような効果をもたらしたか判明しますよね。2020年~東京オリンピックが終わってからかな。
ライブウェル使用自粛とは言っても「釣りすんな!」と言うわけではないのですよね。もし、ネストの魚を釣っちゃたらすぐにその場で逃がそうという話です。あと、産卵床を見つけたらそっとしておくとかね。このキモチ大切にしたいですね。
2017年4月の大潮まわりは…
①:4月11日(火)~14日(金)
②:4月26日(水)~29日(土)
各フィールドでのバスの位置の見極めがアングラーの腕の見せ所ですね。