学生時代に中国は北京に行ったことがあります。中国はちょうど、高度経済成長期真っただ中だったのですが、道端では市場が開かれたいたので好奇心から見て回ったものです。
北京は内陸ですから、川魚を食べることが多いようなで、洗面器のような金タライの中に入っている魚に目がいきました。そこに居たのはまさにレンギョでした。サイズは30センチから40センチ程度の食べごろサイズが並べれらていた記憶があります。(写真撮ったんだけどなぁ…どこへ!?)
関東でバス釣りをするあなたなら、そのレンギョに悩まされたことは必ずあるはずです。今日の僕も悩まされました…
利根川では大繁殖!ぼくらの巨大魚「レンギョ」(ハクレン)
白身魚として、フィッシュフライにすると意外と美味だと言うレンギョ。移入されたのは、明治以降の食糧難を乗り越えるための一策として国が大陸から持ち込んだそうです。
夏前の産卵期になると、大型のレンギョのジャンプなどが利根川では見られ、そのダイナミックな様子は時折、夕方のニュース番組などで取り上げられますよね。
ブラックバスは、一部から外来魚の代表格として扱われてしまうところもありますが利根川水系でのブラックバスの生息数はいまや稀少…。エキスパートたちでさえ、一日やって成魚を5匹釣り上げるのは困難だったりします。
一方、レンギョは利根川の恩恵か環境に適合しているのか大繁殖。僕のホームレイクで同水系のひとつである、牛久沼にも大量の…そして大型のレンギョたちが巣を作っています。
走る!レンギョ
バス釣りをしていると釣れてしまう…と言うより、あまりにも大きくて、しかも群れを作っているので「スレ掛かり」してしまうのです。そうすると、もの凄いスピードで走るので竿のいなしが間に合わずラインブレイク…ルアーロストになってしまうこともあるわけです。
11月アタマの三連休にいった利根川水系のフィールドで、10分ほどの格闘の末にレンギョを捕獲しました。ルアーを獲るために、ヌルヌルしていてアレなのですがランディングネットで取り上げました。ネットに入るサイズだったので良かったとも言えます。メータークラスならもう無理…
レンギョはなぜにこうヌルヌルなのか。ラインにレンギョの存在を感じさせる謎の粘液が付いてくることがあるくらいです。どうやら一説によると危険を察知したりすると、このネバネバ粘液を発すると言う話もあります。
そして、これがまた、ニオイがするので嫌われている理由のひとつでもあるのですネ…魚に罪なしなのですが…
これは、バス釣りだけでなく、ヘラブナ釣り師や鯉釣り師などからも嫌われているようなのです。竿を折られたり、もってからいと釣り人からすると迷惑なんですよね。
レンギョ釣り専門の人は!?
昔、釣り雑誌でレンギョ釣りの特集を読んだことがあります。磯ざおに、大型のベイトリールでの釣りで楽しんでいる愛好家がいるようなのです。
レンギョは、プランクトンを貪欲に食べるコイ科の魚。なので、植物性の練り餌などで割と容易に釣ることができるようなのです。
なにしろ、魚影の濃さはピカイチ。メーターオーバーも存在。まるで、ブリのような10キロオーバーの立派な体躯の魚を拝むことができるのです。
レンギョ料理はあるのか!?
中国大陸ではポピュラーな食用魚であるレンギョ。日本でもどこかの中国料理屋で食べることができるのでしょうか…。
噂では、フィッシュフライとして加工されて、すでに僕たちの口の中に入っているかもしれないと言う話もあります。
イケイケユーチュ―バーさんとかなら「レンギョ食べてみた」みたいな企画をここで打ち立てるのですが~やめておきます。
食品としてはもしかしたら、上野の地下街あたりで販売しているかもしれません。今度、上野に行ったらレンギョが売られていないか見に行ってみたいと思います。
※ブログ執筆当初(釣りメインじゃなかった時代)に上野の地下街については書いていました。お時間あれば是非。(面白いところだと、ナマズとかボラとかが売られている)
東京上野アメ横センタービル「地下食品街」でアジアの風を感じるべし