20年前の七色ダム!「全日本学生釣り選手権」に出場したことがあった

釣り大学生
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昨日何があったかを思い出すのは大変だけど、学生時代の記憶というのは鮮明に憶えているものです。

現在は、バス釣りのローカル大会を楽しむ僕ですが、20年ほど前に、大学生の釣りの腕を競う釣り大会に出場したことを思い出したのでした。

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大学生と釣り

大学に行くことの醍醐味?のひとつとしてサークル活動というのがありますよね。現在は、その昔ほどは隆盛を極めていないようですが、細分化されたコミュニティがあって『釣り』を楽しむサークルも各大学にひとつはあったものです。

フラフラと大学に行っていた私も、とあるタイミングで貼り紙を見つけたことにより大学生時代に釣りのサークルに入っていたのでした。(そういえば!と思いだした次第。)

ご存知な方も多いかもしれませんが、関東の大学釣りサークルで一番有名なところと言えば「日大チャートリュース」と言うバス釣りをメインとしたサークル…

当時すでに、JBワールドで活躍していた小野俊郎さんが出身のサークルとあって釣り雑誌でもよく取り上げられたいました。

現在もあるようですが、UBリーグと言う大学生のみのバス釣りトーナメントなども主催していて、90年代のバス釣りブームのことは結構な人数が集まっていたような気がします。(僕は出場したことがなかったですが先輩が出場していた)

そのOBのアングラーが先日行った、新利根川で日大チャートリュースのTシャツを着ていたものだから学生時代をふと思い出したというわけです。

「がまかつの大会」と言っていた「全日本学生釣り選手権大会」

僕が所属していた釣りサークルも参加していたのが年に一度のお祭り的大会である「がまかつの大会」でした。

世界のがまかつがメイン協賛となって開催されていた全国の大学釣りサークルの代表が集って技を競う大会です。

僕たちは「がまかつの大会」と言っていましたが、正式には「全日本学生釣り選手権大会」と言うのですね。記憶では「全日本大学釣り選手権」だと思っていました。

ググってみたところ、平成24年に行われた第26回大会の結果まではWEBで確認することができました。その後は、調べることができなかったところを見るとなくなってしまった大会なのでしょうか…時代の波。

開催地は三重県の尾鷲市だった

調べてみると第11回~19回の大会は三重県の尾鷲市で行われていました。僕が出場したのは、第12回あたりだったと思います。

全日本学生釣魚連盟…通称・学釣連が主催をしていて、がまかつがメイン協賛で尾鷲市が完全バックアップしている体制。10回を超えたところでの参加だったので仕切りが大変すばらしく、楽しく釣りをすることができました。

関東の大学もたくさん出ていて、現在はヨドバシカメラがある場所にあった秋葉原のバスターミナルに集合してバス2台くらいに相乗りして行きましたね。

剥き出しのロッドをロッドベルトでまとめて電車で秋葉原にくるというw、大人になったらちょっと恥ずかしくなってしまうパッキングでやってくる大学生もいっぱいいて、とにかく釣りバカたちがバスに相乗りして三重県に向かう模様は異様でありました。

「バス釣り」代表で挑戦したのは…七色ダム!だった

競技も様々で「バス釣り」「投げ釣り」「磯釣り」「スポーツキャスティング」と言う4種類の競技で競い、ポイントを合わせて総合優勝を決めると言う方式。

僕はサークル内で競い合って代表を決め勝つことができ「バス釣り」代表として参加してきました。

バス釣りの会場は…三重県は尾鷲市ということもありなんと七色ダム!ここに、なんとローボート二人乗りでの『手漕ぎ』での釣り大会を行うわけです。そのころは、池原ダムの下流のダムと言う場所で、ロクマルのイメージはまだなかった時代です。

当時はボート屋さんも充実していなかったら、ローボートも主催が用意してくれて、参加者全員で崖のようなスロープを担いで下すと言いワイルドな方式でした。ボートもどこから持ってきたのか、大きなトラックでの輸送だったり…あれ、どこでどうやって手配したのだろうか…スゴイ行動力…

ボートは二人乗りというわけですが、各大学からの出場は一人づつ。というわけで、他大学の選手と相乗りとなるわけです。ですから、2時間ごとに操船を交代…。ポイントもお互いに特に知らないから『なんとなく勘』で釣りをする。

ライジャケもオレンジ色のライジャケをがっつり着込んでするところはちゃんとしていました。終了後は、湖に飛び込んじゃったりしてね。青春ですな。

とはいえ、当時の七色ダムは比較的イージーに魚が釣れて、普通に魚を持ってきました。釣り方は、サターンワームとかアライブシャッドとかのスプリットショットリグだったかな。

今おもえば、想像を絶するくらいテキトーな釣りでしたが、手漕ぎの釣りでテキトーに投げて釣れたんですよね。それで釣った魚はバッカン(!)にブクブクで活かして持ってきて検量するという荒業。

僕が乗った相方は京都産業大学のアングラーだったのですが、彼はしっかりとした魚を揃えて、他の競技も成績がよかったものだから総合優勝をしました。当時は、数年に渡り京産大総合優勝していてかなりの強豪校だったのです。

尾鷲の美味しいモノをいただく

がまかつが完全バックアップで行われていたこの大会。おそらくは、物凄い販売促進費を出してくれていたのか、個人的にはあまり費用を負担しないでの参加だったと記憶しています。

おそらくは、バブルの残り香と当時のバス釣りブームを背景とした景気のよさがこうした、学生の大会開催にも影響していたのでしょう。

コアな釣り人たちが集まっているわけですから、卒業しても釣りは続けるでしょうし「がまかつ」製品は完全に刷り込まれますから。そういえば、昨日もがまかつのマス針を使ったぞ…これは学生時代の影響は…あるな!

尾鷲市の歓待も凄く、マグロの解体ショーもあったり、海の幸が山盛りで出てきて美味しくワイワイとやりました。尾鷲と言うと、雨ばかり降っている街と学校で習っただけでしたが僕にとっては「釣り人にやさしい街」としてこれもまた刷り込まれているのです。

今では、こうした学生や若年層に対する投資がなかなか釣り業界ではされることはなくなってきたのでしょうけど、あれから20年が経ち未だに釣りをやっていることを考えると当時の協賛は間違っていなかったと言えるのではないでしょうか。

がまかつの針は、やっぱり強い針として。お金のない大学生をサポートしてくれたメーカーとして記憶にしっかりと定着していますから。

ヤングアングラーはいずこへ

水辺で子供単体で遊ぶことがタブー視される時代ですね。ですから、幼少のころから水につかってザリガニをとったり、小物釣りをする風景というのはかつてのものになってしまいました。おそらくはこの余波が、ヤングアングラーの激減に影響を及ぼしているのでしょう。

僕もそうでしたが、少年時代の小物釣り~初めてもバス釣り、中高生時代にちょっとやらなくて、大学生になって釣りに再燃と言うパターンが今の30代~40代の釣り人たちのほとんどだと思うのです。

大人になってから釣りにハマる人も大勢いますけど、幼少期に覚えた釣りの味は忘れられないもの。少年バサーやヤングバサーたちの存在は今や、貴重な存在です。

大学生もしかり。こうしてブログをシコシコと書いているオッサンアングラーは健在なのですがありますが、大学生釣りサークルのHPとかはイマイチ検索にヒットしません。時代は流れゆくけど、釣りの世界のこれからを考えると大学生によるコミュニティの減少はちょっと心配。

彼らが末永く、釣りをしていける環境も整えていかないとね。そして、今、コア層となっているベテランアングラーも『閉鎖的』にならずに釣りの楽しさを発信していかないとな~~とふと思った晩夏なのでした。

 

※七色ダムでの釣りの写真が一枚も残っていなかった…探せばあるのかな…あの当時の写真。そう思うとブログやSNSって検索すれば出てくるから偉大だなぁ。

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牛久沼を拠点に関東各地のバスフィールドを巡っているサラリーマンアングラー。牛久沼たまやサンデートーナメント、H-1グランプリ等に参戦中!出没フィールド:牛久沼、亀山湖、新利根川、相模湖、津久井湖、将監川、利根川…等々