5月の第3週は東京では三社祭です。観客含めての延べ来場者は公称100万人!これほどのビッグイベントはなかなかないのではないでしょうか。町中が騒がしい5月の都心…
騒然とする都内随一のお祭りの日は、牛久沼たまやボートの定例大会が行われます。晴天無風でスタートした5月の牛久沼…これは厳しいかと思いきや…上位入賞者たちは恐るべきウェイトを記録してきました。
※4月の大会開催はお休みとなっています。
■目次
ビッグバスレイクと化した牛久沼
猛暑…水質はクリアな牛久沼
前週のタックルアイランドトーナメントの時よりは減水傾向の牛久沼でした。水も非常に綺麗で、↑お判りになりますでしょうか?アシの中の水はかなりの透明度を確認できました。水深がある場合はこの中でスポ―ニングが行われると言われていますがバスの姿を僕は視認できませんでした。
真夏日を記録した日の大会でした。沼にいつきの人間を恐れないハクチョウさんも木陰で休むほどの猛暑となりました。お昼時の気温でなんと32℃!紫外線対策と暑さ対策が欠かせない一日となりました。
【2017年5月21日(日)牛久沼たまや大会】
天気:晴れ
気温:22℃~32℃ 真夏日!
水温:22℃~24℃
風:南の風弱く
水質:クリア
3月大会でもそうでしたが、牛久沼の水質はかなりクリアなのがデフォルトになりつつあります。マッディシャローとして有名なフィールドですが、実はかなりクリアな水質なのではないかと思い始めています。この事実はルアーのアピール具合、カラーセレクトに影響が出てきています。
晴天無風でワームの釣りが主流に
西谷田川のアシナカを撃つタカノ選手。なんとも美味しそうなポイントですが、魚の密度は薄い牛久沼…なかなかビッグバスは口を使ってくれません。
当日は「やめて…」と思うほどの晴天無風。一般的なセオリーからすると少しでも風がないとマキモノはキツイ。僕も久しぶりにワームを8割がた投げる戦略を組みました。
厳しいと思いながらも、7時前に1匹を釣り上げることに成功。ルアーはイモグラブ(沼チューン)でググンとした気持ちいバイトを得られました。
活性の高さと、テンポよく行けばいけると確信したのですが、魚を拝むことができたのはコレのみ。そのあとの6時間はひたすらの迷走で終わったのです。
試合中、噂で景気の良い話も聞こえてきた牛久沼…そのポテンシャルのほどを改めて知ることになりました。
3キロではトップスリーに絡めず
衝撃的なのは、西谷田川で45cmアップのビッグバスを2匹ゲットしてウェイインにのぞんだ谷口会長がトップスリーに入賞できなかったということ。
優勝と準優勝は実に4500gアップという3本リミットの大会としてはマックスウェイトな大会となりました。これ、関東のタフレイクの結果ですからね~~
参加人数は50人。ウェイインしてきたのは13人。ウェイイン率は26パーセントです。これをまぁまぁととるか、渋めととるかはあなた次第。景気のいい話が下に続きますが、これが牛久沼の数字的なリアルであります。とんでもないウェイトがズラリと並びますが、7割以上のアングラーがデコッているのもリアルなんです。
さあ、上位3人の釣りを振り返っておきます・・・
フロッグで探してイカでフォロー。異次元の釣りを展開した和尚さん
3位:鈴木良忍選手・3890グラム(③本)
3位はメディアにも登場することがありちょっとした有名人?な鈴木リョウニン選手が食い込みました。本業はお坊さんなので「リョーニン和尚」としても知られています。
2人乗りで乗ったボートの釣り…『フロントデッキでバズベイトを投げてもらい活性が上がったサカナをバックシートのアングラーが釣る』そんな、カッコイイ釣り方があるとかつてバサー誌か今は亡きTACKLEBOX誌に書いてあったような記憶があります。
良忍和尚は、それを具現化して結果を出してきました。釣り方が未知の釣り方で…
「フロッグを追いかけてきたバイトには至らないサカナを視認して、ファットイカでフォローしてその魚を釣り上げる」
と言う釣り方!
フロッグへのバイトに至らない「もわん」としたバイトを眼で見て、フォローでワームを投入~釣っちゃうというハイレベルな釣り方です。フロッグで探して、イカでフォロー・・・こんな釣り方があっただなんてビックリです。
そういえば、アベマTVの対決企画でロボ奥田さんが琵琶湖でファットイカを使っていました。ガチンコ釣りの際には、奇跡のバイトを生み出してくれるファットイカは関東のタフレイクでも大活躍してくれます。
職業柄なのか、人前で話すのが上手い和尚さん。意外な釣り方を楽しく、興味深く話してくれました。
フロッグはスカートをわざととって、サーチベイトとしてのチカラをUPさせるチューンを施していました。スカートがなくなることによりチャッチャと素早い探りが可能になるわけです。フロッグには出きらないお天気だったのでサスガの釣り方でした。
大会終了後はリョウニン和尚による即席セミナーもあったりして、釣り方が釣り方だっただけあり人だかりが。
ジグの釣りで攻めた牛久沼の住人
2位:高宮選手・4600グラム(③本)
大会に限らずたまやボートからの出撃回数では群を抜いた存在と言えるのが高宮さん。この日は、モグラジグとフォールクローの組み合わせで、まさるワンドやゴルフ場下といった有名エリアでしっかりとビッグバスたちを釣り上げてきました。
ライトテキサスなどの釣りを丁寧にアシギワに投げ込んでいける選手なので、夏から秋に向けても上位が狙える位置にいると思います。釣行回数も多いので、12月は上位に残っていそう。
レジェンドは今年もまた伝説を作るのか!?
1位:高橋選手・4880グラム(③本)
速報でお知らせしたとおり、レジェンド高橋さんが一昨年の12月大会以来の優勝と成りました。2016年も優勝していたイメージはあるのですが、これまたヨコイさんと言う難敵がいたため優勝にはまったがかけられていたのです。
しかしまぁ、キッカーを釣り上げたのはクランクベイト。他の選手でハードベイトでサカナをとってきたアングラーはいませんでしたからスゴイ・・・
ライブウェルに入っている魚体の大きさが明らかに違いました…ここは関東ですよ。牛久沼ですよ。プリバスが出る3月大会は3270g(1匹)が優勝ウェイトでしたからいかにポテンシャルが高い湖かがわかりますね。
5月はバレーヒルカップ
ありがたい!大会を盛り上げてくれる冠協賛に5月はバレーヒルさんが!谷山商事の伊藤さんがプレゼンターをつとめてくれました。なお、ご本人も大会には参加しています。
そして、たまや大会は表彰式も、たまオヤとママさんが頑張っていただいておりハズレくじなしの楽しい表彰式が展開されます。
ドアップ。皆さん楽しそうです。
上位10人には『語り』のスピークタイムが与えられます。お、こちらはH-1GPにも参加しているオーウチさん。狙いは当たっていたけどデッドを出してしまって反省しておりました。サカナのケアはこれからの季節はテクニックのひとつになってきますね。
意外なアイテムと出会えるのも楽しい。霞デザインチームのオカモト選手が新作となるノンスタックジグを使って魚を持ち込んでいました。独特のヘッド形状。ノンスタック?なのかどうか実際に使ってみたい。
50人が参加して牛久沼にチャレンジ。釣れないことも多いけど、これだけの人が集まる魅力が牛久沼には一杯あります。たまや大会は、人気ですがボートもまだあるようですので大会に興味を持った人は是非とも参加してみてください。ルールはありますが、お店の大会なのでファンフィッシングが基本です。
「6月のたまや大会」…ナマローブログNEOはお休みします
僕もなんとか1匹釣りました。ポイントはかろうじてゲットでしたね。(写真はバサーWEB担当のジタバタアライ君に撮影してもらいました)
で、6月はと言うとH-1グランプリ津久井湖とかぶるという事態になっており、来月は津久井湖に行くことになります!たまオヤも快く?送り出してくれたので、沼の人間は優勝して、たまやボートに盾を持って凱旋しないといけません。
ハイシーズンに入る、牛久沼。バスも回復傾向にあるので今後はトップなどの釣りでもビッグバスが狙えそうですね。牛久沼は元気です。