そのフィールドのMAXサイズに狙いを定めて撃ちこむ!そんなイカした釣りが良く似合うルアーブランドといえばデプス(deps)です。
ダイナミックな琵琶湖のでの釣りがデプス発祥の地ですが、ほどよくデップリと太ったブタバスと称されるビッグバスが釣れる関東の牛久沼にもデプスがよく似合います!(と、思う!)…ありがたいことに、今年もデプスさんの協賛で牛久沼たまやボート大会が開催されました。
11月らしいピリッとした冷え込みが始まった牛久沼のバス釣りをレポートしていきます。晩秋の入り口の釣りの参考に是非どうぞ。
■目次
厳しい11月の牛久沼バス釣り…
例年なのですが、寒さを感じるようになる11月に入ると基本「いつも厳しい牛久沼」は、「さらに厳しい牛久沼」になります。
事実、昨年2016年の大会はわずか3人と言うウェイイン数で大会を終了しています。
≪参考にどうぞ≫達人達も苦戦!晩秋の牛久沼はかつてない激タフレイクに!【牛久沼2016年11月たまや大会霞デザイン杯しだるまレポ】
11月の第二週に行われる牛久沼たまや大会なのですが、この時期になるとグッと冷え込むのが日本列島の基本です。今年もやはりと言うかなんと言うか…やはり冷え込みました。
今年も防寒対策の季節がやってきました。寒いとか冷たいと感じて気持ちが萎えたら負けですからね。 https://t.co/LbrRuOyoBp
— ナマロー(namaroblog.com) (@nama_ryu) November 10, 2017
朝の気温は8℃…準備中はカラダが温かくなっていいのですが、ひとたびジッとすると寒さが身に染みました。暑さもそうですが、寒さも体が慣れていないとキツイ…防寒をばっちりキメて試合に臨みました。
(試合中はつぶやきませんが…現地からのTwitter&インスタグラムには積極的になっていこうと思っています!更新情報もお届けしていますので、やらている方はよろしければフォローを。)
秋の牛久沼は難易度MAX状態に!
当日のフィールドデータです。
2017年11月12日(日曜)
天気:晴れ
気温:8℃~16℃
水温:13℃~15℃
風:朝弱くのち無風
前週に釣りに来ていた人から聞くところによると、冷え込みの影響により水温の変化が一週間で5℃以上あったとのこと。一気に、晩秋~冬モードに入ったと言う事です。釣り的にはヤバイやつです。
装いも皆さん冬モード。
「寒い!」とか「冷たい!」とか思ったらその日の釣りは終了なので、みんな防寒にもこだわっています。昼間はかなり暑くなったので、着用する防寒着や下着をどうするか悩まされる季節です。
2017年の10月~11月は台風が関東を通り抜けるなど、いまだかつてないほどに荒天に見舞われた年でもありました。
牛久沼は灌漑用水としても重要な治水地域。一定の水位でいてほしいものですが、下流部での氾濫を気にしてか、最近は少々水位低めでの設定が多くなっているような気がします。
多くのフナ釣りファンで賑わう牛久沼の水門。通称「八間落とし」。こちらから、牛久沼の水位は調整が行われています。釣り人以上に、周囲住民の生活にとって重要な存在が牛久沼なので、突然に水を落としたりすることがあります。
水の流れはキーなので、この牛久沼の水門は実は見逃せない存在。…とは言いながら、牛久沼の水門は遠いので年に何度も行くことはありません。この日はミラクルを信じて水門近辺まで移動を行ったりもしました。(何もなかったけど…)
バスを持ち帰りし七人のバス釣り侍たち!
いやぁ、これぞ牛久沼です。昨年・2016年の11月大会もウェイイン数が3人(!?)と手厳しい沼だったのですが、今シーズンはほんのちょっとだけ上昇を見せてウェイイン数7人(!)でフィニッシュとなりました。
モチロン!私・ナマロー選手も魚を釣りましたよ。ダダダッと釣った人たちをご紹介。
7位:650グラム
はい、まずはワタシです。持ち帰ったサカナは牛久沼としてはちょい期待外れな650グラム一匹でした。
しかも、釣ったのはなんと『朝イチの2投目』!つまりは「ここはいるだろ~~」というところにキャストしたらドンズバッでバイトを得ることができた嬉しいサカナでした。
エリアは西谷田川。気温と同時に水温も下がった状態であったので、植物などが覆いかぶさりゴチャツイタところに、ディスタイルのウイニングクローを投げ込みました。(最近、ウイニングクローへの自信がどんどん出てきています。)
悲しいのは、ツーキャスト目で釣りあげてその後の約7時間が「無」であったことです。まさに「牛久へようこそ!」な洗礼的なサカナであったことは言うまでもありません。イケルッ!と思ってから何も無いのは…なかなかアレですよ。
・・・で、キロ以下のサカナを持ち込んだのは自分だけでありました!6位以上は1本勝負ながら見事なキロアップたちが乱舞することになりました。(一応、言っておきますが3本リミットの大会ですヨ)
6位:1460グラム
6位は青木選手。足の大ケガから復活して2回目となる11月大会。サスガの腕前でして、ナイスサイズを桟橋にお持ち帰りです。
寒くなったから『ツカモトの柵』なのか!?クイが乱立しているホットスポットである通称「ツカサク」でヘビーダウンショットを駆使しての一匹。12時過ぎの魚だと言うから、水温上昇とシェードの形成で口を使ったのかもしれません。
5位:1510グラム
ビッグフィッシュハンターの一角。中川選手がデップリバス君をしっかりとウェイイン。
上流のワンド手前(通称まさるワンド)の入り口にて、ラッキークラフトのMTO1.5を巻いて食わせた一匹。おおっ鈴木美津男さんモデルですねっ!
4位:1570グラム
これまた牛久沼らしい寸詰まりのバスですね。吉田選手が西谷田川をネコリグで攻略しての貴重な一匹をゲットです。
ルアーはカットテールワーム。ノンキーサイズからこうした、ビッグフィッシュまで食わせてしまう、カットテールワームは永遠に釣れ続けるワームであると言えるでしょう。
・・・ここからお立ち台に乗った上位3位です。
3位:1730グラム
写真がどこかおかしいですが…
おそらくは、今年最も牛久沼に通っているアングラーであるアリサト選手が本湖の二千間土手をじっくりと攻めてきました。ルアーはゼロワンジグ5g+エスケープツイン。
話をしたら「最近はハス畑などがトレンドだけど、アシギワを丁寧に攻めた人にも結果が出ているような気もするんですよね」と感じて、この日はアシギワをじっくりと流したそうです。
アシギワを流す釣りは牛久沼では基本のキ。僕も改めて、牛久沼のアシ・ガマの釣りは見つめなおしてみたいところです。
2位:1730グラム
もはやお馴染みの牛久沼レジェンド高橋選手がしっかりとデカバスを引き連れてきました。重量が3位のアリサト選手と同じですが、同重量の場合は先に計量した人間に優先権が発生するので準優勝となるのです。その辺のウェイインの仕方もサスガ…
戦法は、ディープ隣接のシャロー狙い。バスがクルーズしているエリアを巻いてきました。ルアーは、チャターベイト+ズームフルーク。H-1グランプリで見せたクランクベイトだけじゃなく、手数も本当に多い…
そして・・・なんと、最終戦を待たずして2017年AOY!年間優勝が決定!となりました。
ムムム、何とかして最終戦を待たずしての年間優勝は阻止したかったけど誰もかなうアングラーはいませんでした。
1位:2230グラム
斎藤選手が憧れの2キロフィッシュを持ち込みブッチギリの優勝!3月大会では驚異の3キロフィッシュを持ち込んだまさにビッグフィッシュキラー!
釣れた時間は12時過。ツカモトの柵に沈むクイをクランクベイトで攻めました。ルアーは、強いぞ!ラッキークラフトRTO1.5!
寒くなると人であふれるのが、牛久沼「ツカモトの柵」。ディープ隣接で、複雑に絡みあったクイやオダなどが沈んでいるため冬に向けたサカナたちが特に多く潜んでいるエリアとなります。(通年通して釣れますけど)
その、人が多いところで釣り勝つコツを教えてくれました。それは…
◎エレキはなるべく踏まずに静かに!
◎あきらめない!
この2つなのだそうです。まさに牛久沼の基本ですね。
デプスさんから素敵な副賞も!
デプスフィールドスタッフでもある、大場さんが今シーズンもデプスさんからのたくさんの協賛品を提供していただきました。
大場さんは、Twitterを発信しているので要チェックですよ。田辺さんとのこととかも…(担当記事があるBasser誌面も要チェック!)
本日は牛久沼で開催されたデプスカップに参戦させていただきました。結果はデコ。11月大会で44人中7人ウェイインは、牛久沼では入れ食いというらしいですw 釣れなかったことよりもその原因がわからないことが悔しいッス。参加者の皆様お疲れ様でした。来月のクラシックもなんとか出たいな。 pic.twitter.com/yeTfHkLu2i
— 大場未知 Michi Oba (@michioba) November 12, 2017
道の駅が!?牛久沼が変わるかも!?
久しぶりに本湖方面にも足を運んだのですが、鳥たちを愛でている観光客(地元?)の人たちはかなりいらっしゃるようです。
白鳥だけでなく、カモメのような鳥もたくさんいました。バードウオッチングポイントとして牛久沼は有名でもあるんですよね。
これから、水戸街道沿いには「道の駅」を造る計画もあるようですから、牛久沼がますます賑わうことがあるかもしれません。
ただ、たまやのオヤジさんもおっしゃっていましたが、日本屈指のアシ原を壊しまで造成を行うのはどうなのか…と。アシやガマがあるからこその牛久沼の豊富な生態系が維持できているところもあります。
周辺の環境問題、開発問題にも釣り人視点で見つめていきたいそんな茨城県の牛久沼なわけです。
・・・てなこって、今シーズンは終了!・・・
ではなくて、牛久沼たまや大会は12月のクラシックがあるんです!果たして今年はバスが釣れるのか!?
どうぞ今シーズンもそこまでお付き合いくださいませ~~~~
※当ブログの画像ですが、ヘタクソなりに一眼レフを使って撮影を行っています。パソコンからだと、最新のiPhoneカメラに負けず劣らずの画質となっておりますのでお時間ある方はパソコンからもアクセスしてみてください。是非。