手堅く魚を釣ると釣るとしたらアナタはどんなリグを選びますか?
・・・ネコリグ・・・
このリグを選ぶアングラーはたくさんんいるのではないでしょうか。バスを惑わす魅惑的な動き…。H-1グランプリ、牛久沼がホームと~とどちらかと言うとパワーフィッシングな方向性に向きがちだった10年を過ごしてきた自分でしたが、3年前からネコリグを導入しています。
■目次
難攻不落の牛久沼のバス釣りでもネコリグは有効
ビシリとここは言います。ネコリグを使い始めたのは3年前からです。
ネコリグというと、マスバリをワームの中心あたりにちょんがけしたリグ。そのようなリグでは牛久沼のごちゃすいたアシ原を攻略するにはどうしても手が出ませんでした。
そこに現れたのが川村光太郎さんが考案された『スナッグレスネコリグ』という考え方。針先をワームに埋め込んだこのリグり方はカバーに対して極めて強いカタチとなっています。しかも、ネコリグは細軸のワームが先端からスルリとフォールしていきますから肝心の貫通力も申し分ないわけです。
このスナッグレスネコリグは牛久沼で大活躍。撃ちの釣りと言えばテキサス、ジカリグ、ノーシンカーなどが手数だったのですがそこにフィネスリグの雄!ネコリグが一気に躍り出たわけです。
結果も出まして…数々の魚を連れてきて来てくれました。
振り返ってみると様々なルアーを使っていて、牛久沼では6.5インチカットテールのネコリグも非常に有効でした。
カットテールは大小さまざまなサイズが揃っていますから、セレクトは無限ですね。カットテールワームはネコリグの主軸のひとつです。
フォール+誘いが牛久沼のバスに新鮮だった!?
牛久沼の釣りと言えば何といっても『フリッピング』です。一定のリズムでテキサスリグをアシ原を無心に刻むあの釣りです。コアアングラーの中にはゾーンに入ってあっという間に時が過ぎる人もいるとか。まさにバス釣り禅の世界観であります。
こちらへのアプローチのほとんどがいわゆるフォール。落としこみの釣りです。
実は最近の牛久沼のバス釣りにはちょっと変化がおきていて、フォールだけでバイトを得ることがちょいと難しくなってきている気がします。
今までは、9割がたが一発目のフォールで勝負がついていたのですが、フォールで終わらせない『誘い』がキーになってきているのです。実際、大会に出ていて、多くの人(達人)の話を聞いていると…
「フォールして少し誘って」「倒れたアシのひっかけてシェイクしていたら」「落としてから少し手前に引いてくる」
なんて言うヒントがちらほらと聞こえてくるのです。
この「誘い」「シェイク」「手前に少し引いてくる」といったプラスアルファのアクションがコツなようなのです。それに合致した釣りがネコリグです。当然と言えば当然なのですが、こうしたカバーフィールドでネコリグが釣れる手法のひとつになったのはトレンドの勃発だと言えます。
ネコリグはサイズが選べない?
牛久沼たまやボート大会創成期から出場を続ける谷口会長が必殺技にしているのがネコリグです。
リグはいたってフィネス。カットテールなどの牛久沼としては若干小さめのネコリグを駆使して小さなバイトをとってきます。タックルもPEを使うなど詰めに詰めたセッティングです。
このリグは、数は釣れます。釣れない牛久沼で、確実にバスを釣ってくる、まさにネコソギリグのネーミングにふさわしい結果を残しています。しかし・・・サイズが出ないのがタマにキズでもあります。(会長もそれはブログでも書いています。)
バルキーさが足りない?イミテートしているベイトが小さいから?・・・なのか、牛久らしいドデカイバスを連れてくるのはちょっと難しいのです。デカバスも釣れるのですが、なかなかその魚を選んでくるのが難しいのです。
ですが、結果は出せるので一匹で積み重ねていく大会、トーナメントでは必須のテクニックになっていると言っていいでしょう。
谷口会長は上野のプロショップ・キーポンのHPにブログでたまや大会のレポを寄稿されています。是非ともそちらをチェックしてください。筆者はカイシャ帰りにお店でばったり逢ったこともあるぞ。
・・・でも、筆者は2キロ前後の魚を獲ったこともあるし・・・ネコリグ=小さめのバスが食う・・・と言う方程式をバス釣り学会で即発表していいかは迷っています。どうなんでしょ。
ワームプロテクトチューブも使ってみている
こちらは2017年10月に行われた牛久沼たまや大会にて導入したスリムセンコーのネコリグ。カバーのキワキワで使うことを想定していなかったのでいわゆるガード付きマスバリタイプでのぞみました。
ネコリグをマスバリでちょんがけすると、何度かキャストをしているうちにちぎれてしまう可能性があるのがネックですよね。達人たちの技を調べていくうちに、今のトレンドとして人気なのがワームプロテクトチューブ。
専用のペンチを使って装着するのもよし。僕は先が細ったタイプのペンチでソロリソロリとワームプロテクトチューブをつけてみました。アクションはスナッグレスネコリグよりも、支点が集中するのでよりクイックに、より艶めかしくなるイメージです。針先が出ているのでフッキングもよろしいようで。
ボトムアップブレ―バーなどの新作もいろいろと試しています
まだ結果は出ていませんがボトムアップがリリースしたワーム第一弾であるブレ―バーも試しています。テールの震えがたまりません。
ハードベイトオンリー!H-1グランプリという大会にも出場している自分ですが、相対するところに位置するクワセのリグであるネコリグの奥深さにと技の習得にも余念がないナマローブログです。
(ネコリグは牛久沼たまや大会では必ず結んでいるリグなので結果が出ましたらまたブログにて報告します)