個人的には無念のノーフィッシュで終わったH-1グランプリ2019開幕戦です。ですが、上位入賞者たちのコメントからは難しいとされていた春の新利根川の攻略法が詰まっていました。
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■目次
H-1グランプリ2019新利根川戦・・・上位入賞者の顔ぶれとヒットルアーは
▼初戦の上位陣の顔ぶれです。アマチュアアングラーから、有名プロまで様々なメンツが!川村光大郎サンが3位に入賞してくるという「サスガ」な展開も。
2019年4月21日(日)の新利根川は春うららかな一日となりました。参加者も130名近く参加と大賑わい。プレッシャーも高めな新利根川エリアでしたが、65名のアングラーがウェイインに成功してきました。(ナマロー氏は凸りました…悔しいです)
▼優勝は松村選手!
松村選手もH-1グランプリの初期時代から参加している『初期メン』のひとり。牛久沼たまやボート大会にも参加してきた経歴もある『沼メン』でもあります。
最近では、こらまたハイパーローカルたちが集う亀山ダム「のむらボート平日大会」にも参加してもいます。さぁ、これで凄腕アングラーのひとりとしてランクインしてしまったわけである…悲願の初優勝…お、お、おめでとう。。。
優勝:松村選手(3匹 2810グラム)エバーグリーンピッコロをゆっくりと巻く!
今回の上位陣のメインエリアの中心は新利根川上流域が中心となりました。みんなのコトバから聞こえてきたのが「圏央道付近」というワード。
この圏央道ですが、会場からは実に10キロは離れています。エレキ戦としてはかなりの走行距離になる位置になります。(エンジン船でもデッドスロー走行じゃないとダメだからかなりある)
バッテリー切れを起こすことも考えられ予備も積んでの戦略を組む選手もチラホラ…そして帰着遅れをしてしまう選手もいたり…
その圏央道周辺にある、霞ヶ浦水系名物である護岸のキンチャクの上を丁寧にタイニークランクを巻いての栄冠でした。
▼ウィニングルアーはモリゾープロが開発した今シーズンの新製品!エバーグリーンのピッコロでした。・・・あれオイラも買っていたけどね。
こちらをキンチャク護岸のシャローのキワに投げてスローリトリーブをしたとのこと。同じエリアでバタバタと3匹を釣り、弱ったサカナがいたのでストップフィッシング。サカナのケアに時間を費やしてのフィニッシュとなったそうです。
ライブウェルで持ちこむ方式の大会であるからして、僕たちの『資源』であるバスをできるだけ大切に扱うのはテクニックのひとつですヨ。
2位:磯崎選手(3匹2780グラム)竹などの先端にモリケンスピードバイトダークサイドを通して!
実は2位の磯崎選手も牛久沼たまやボート大会メンバーのひとり。最近では、新利根川のNBCチャプタートーナメントにも参戦しているローカルトーナメント大好きっ子であります。
磯崎選手もメインエリアは圏央道付近!かなりのロングドライブを敢行しての結果です。
▼ヒットルアーは私も愛用しています。モリケンスピードバイトのフラットサイドクランク!ダークサイドオリジナル。大会でもらったプロトタイプだとか。
竹の先端にサカナが浮いているのを発見して、そういった冠水ブッシュの先端を丁寧に巻いての展開で9時過ぎにはリミットメイク…ベッドに入る直前の浮いているメス?ということでしょうか。
3位:川村光大郎(3位2670グラム)自社製品の新作スピナベ!ビーブルをレンジキープ。
こうした有名凄腕アングラーがマジで参加してくるのがH-1グランプリの魅力でもあります。オカッパリのプリンス川村選手がしっかりとリミットメイクしてきました。
川村選手は私が学生時代に「霞ヶ浦のオカッパリでとんでもなく釣る若いやつがいる…」と噂になっていた凄腕アングラー。時は流れ2019年。こうして同じ大会に出られてちょっと感動。
▼使用ルアーは全てスピナーベイト!新作のスピナーベイト「ビーブル」でそろえてきました。
カラーもコダワリがあったようで、プレッシャーを考慮してチャートやホワイトといった派手めのカラーはセレクトせずにシャッドライクなカラーを選んだそう。
こちらは手元になかったので、急遽前日に草深さんからもらったとか…ボトムアップ…今後のハードベイトのリリースについても注目ですな。
エリアはメインはこちらも圏央道付近だったそうですが、移動の際にすでにい2匹をゲット。狙った矢板のポイントは岸を平行に近距離キャストで引いてリミットメイク。
リトリーブはレンジをキープしながら「ヨワヨワしく」引くのがミソだったようです。噂のウルトラテクニック・スピナベサイドではなかったそうですが、稀代のスピナーベイトの使い手であることは確か。どんだけ引き出しがあるんだ…
(内緒だけど、川村さんのスピナベサイト解説のDVDは買ってしまっています。あ、H-1戦士は買わなくていい品物です。みちゃだめ。)
春は「今、バスがどんな状態にあるかをひたすら考えるコト」がキー!
2019年4月21日でした。いわずもがなのスポーニングシーズンでした。この水の中でおこっているスポーニング(産卵)というのがとにかく人間にとっては読み解くのが難しい!そしてそれが面白いがバス釣りであることを改めて認識させられた大会でした。
▼こちらは4月18日・H-1グランプリの3日前にプラに入ったときのアシ際の様子です。この時は鯉たちが集結してハタキまくっていました。
ノッコンデますなぁ。
バス!? pic.twitter.com/RtrfnUldGK
— ナマロー@次戦H-1相模湖な釣りブロガー (@nama_ryu) April 18, 2019
そして、本番の4月21日には鯉たちのハタキは激減…ほとんどの産卵が終了となっていました。ではバスは??
▼4位入賞のハギノさん曰く
「前日に冷え込みがあり一昨日から水温が下降。いったんベッド作りをしていたオスがベッドを放棄して外に出てしまった。」
という観察眼の鋭さ!
ですからセレクトしたルアーがISワスプとラトリンログの浮かし…どちらもグリグリと巻きまくる強いハードベイトゲームではありませんでした。
これって上位入賞者たちの共通キーワードなのですが…
「丁寧に」「じっくりと」「弱めに」
巻く!ということだったのです。
巻いて巻いて巻きまくるとはいえ、その日に合ったスピードとレンジに合わせるのがバス釣りなんですね。
なお、ビッグフィッシュ賞のTBCプロでもある大津選手はグリマー!を橋脚に浮いている1700グラムのビッグママに反応させてビッグフィッシュ賞を獲得してきました。
マッディといわれているフィールドでグリマー。コンフィデンスってやつですねぇ。
丁寧にじっくりと巻くハードベイトゲーム
人間ですもの。はやる気持ちが抑えきれずにグリグリグリ!と元気に巻いてしまうのが釣り人なんですよ。
春ですからパパパパッ!と巻いて食うことがあるかというと…どちらかと言えば「止めたり」「ゆっくり見せたり」する釣りに分があったりします。
事実、普通にワームで釣りをした人はこの時期、結構いい結果が出たりしていたりします。直前プラでもワームで釣りをしていた方は7~8匹は釣っていたりしましたから。
つまりは、春のハードベイト釣りは、いかに自分のはやる気持ちを抑えてじっくりとゆっくりと釣りができるかということ、に集約されるのかもしれません。
トーナメント中の落ち着いた釣りができる精神力!!
それこそが勝利に繋がるメソッドですね。関東のフィールドは万年タフでもありますから~
詳しくはBASSERも読もうね
記念はバス釣りメイディアも大注目しているH-1グランプリですが、元祖としてはバサーさんが追っかけレポートをしています。
▼今シーズンもササキ記者が参加しています。最近はデジタルコンテンツ担当になったらしいです。そういえばサイトビーの記事がグレードアップしている気が…
( ゚д゚)ハッ!まだまだ書きたいことあるけど後日
「上位入賞者のタックル」「プラクティスでの『俺の作戦』」などはまた別で書きたいと思います。
なお、GWは休みなく仕事をしますので憂さ晴らしにブログを書ければいいなぁ。