毎年、新しいリールを1個は買っています。大体が、横浜フィッシングショーと名古屋キープキャストにて実機を触りまくり担当の人やプロアングラーに意見を聞いて熟考の上でとなります。バカスカ買い物しているわけではないのですよ。
2015年が「アルファスSV」
2016年が「アルファス・エア」
そして、2017年の今シーズンはコレ、いっちゃいました。
ダイワの「タトゥーラSVTW」です!
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■目次
ダイワが放つ汎用決戦リール・タトゥーラSVTW
汎用・・・スティーズなどのハイエンドモデルもありますが、アメリカの販売だと200ドルを切るモデルがボリュームゾーンなのだそうです。つまりは、アンダー200ドル⇒日本円にして2万円前後のモデルがメーカーとしても勝負のリールとなるわけです。車で言えば、トヨタのヴィッツ、ホンダのフィット、日産のノートといったところですね。
和製アメリカンリール
このブログをお読みの方ならすでにご存知でしょう。ダイワが本場アメリカでの販売も視野に入れた世界戦略リール。それがタトゥーラ。アメリカのプロたちがプロモーションVTRに出演しているところからも、ダイワの力の入れようを感じます。
最近のアメリカのバスフィッシングもライトなルアーを投げます。米国人プロも日本製リールのなめらかなキャストフィールがお気に入りのようです。
旧タトゥーラも使いました(使っています)
2014年に発売された初号機はブラックのボディに塗られた無骨なアメリカンスタイルのリールでした。こちらも実は購入をしており実戦投入していました。
そして2017年にリニューアル。新型はSVスプールを搭載した最新機としてお目見え。デザインも尖り過ぎるところもなく、落ち着いたカッコよさがあるリールとなりました。
前モデルは、光沢がなかったのですが新機は光沢処理が施されており、デザインは数年前のハイエンドモデルと言ってもおかしくない出来栄えです。安っぽさはないです。
牛久沼のプラクティスでは、タトゥーラ初号機で10グラムのチャターベイトを投げて巻いていました。こうした、レギュラーな重さのルアーを投げる分には大活躍してくれたリールで、大場所でのクランクベイトや重めのスピナーベイトを使う際にはタトゥーラ初号機を使っていました。
難点といえば、フィーリングとしては若干「重め」(220グラム)…近年の200グラムを切るリールの時代にはちょいヘビーです。そして「最後のひと伸び」があまりないリールでした。
これはSVスプールを搭載していないところでしたね。それでも、アメリカモデルよりは軽量化も図り、必要十分なリールでした。ただ、最近はちょっと出番が減ってきていたんですよね。
新タトゥーラの箱はターコイズブルー
今までにないカラーを箱に採用してきましたね。目立ちます。
汎用機だけあり、カバーなどの付属品はなし。リールオイルなども付属していない本体と説明書だけというシンプルな梱包形態です。
アンケート登録用紙も入っていました。ただ、このアンケートページに行くのが結構大変でした。「ダイワ」「アンケート」で検索してみるといけるのですが、メインページからだと迷っちゃいました。
実勢売価がアンダー2万を切ってきた!
以前、旧ブログにて「おそらく2万円前半になるでしょう」なんて書いていたのですが、お店で見てびっくり。税込で2万円を切ったお値段が実勢売価となっています。
デフレ時代の申し子とは言え、最近は何かと値上げ値上げの世の中。アンダー2万円はかなり購買刺激を与える価格です。
ハイエンドモデルのスティーズは日本製ですよね。対して、スティーズは東南アジアの工場で作られているそうです。やはり人件費なのですかね。そこにどの差が生じるのか僕にはわかりませんが、コスパリールとしての企業努力はここにあります
タトゥーラSVTWのギア比は3タイプ
どのスペックを買うか悩みますよね。特に一番悩むのはどのギア比にするかという論。
巻きものというと、低めのギア比のリールを選ぶ人もいれば、高感度になるという事で高いギア比のモデルをすすめる人がいます。
個人的には、巻物でちょっと巻き重りのするミドルダイバーなども使う可能性もあるので「6.3」をチョイスしました。
「6.3」「7.3」「8.1」のギア比。「8.1」はフロッグやピッチングで使う時にはチョイスしますね。あとバズベイトとかもギア比が高い方がいいです。「7.3」ってチョイ前まではハイギアだったのですが8以上が出てきてからはここが標準になりつつあります。
お店では「8.1」の左巻きの箱が一番高々と積まれていました。世の中のニーズはハイギアの時代なようです。
内山プロによる動画解説がギア比の使い分けについてはわかりやすいですね。釣れるスモールフロッグ・ダビートの使い手でもあるからフロッグ使いの人は必見ですよ。※フロッグマンから聞きましたがバックラッシュしにくいのでビシバシいけるそう!
タトゥーラSVTW初見参は牛久沼たまや大会!
↑大会中にバタバタしながら撮影しています。
チャターベイトやスピナーベイトなどを投げ込みました。前週までは、初代タトゥーラを付けていたロッドを使いました。
使ってみた最初の感想は…
「SVスプールならではの滑らかな飛びと伸び!」
旧タトゥーラを使っていたからこそわかる伸びの差は歴然。旧モデルと違って、ロールキャストなど軽い振り込みでも投げられますし、伸びが違います。
ワームをこの時点では投げませんでしたが、かなり軽めのワーム…5グラム、3.5グラムのライトテキサスもいけそうです。
本体自体も軽かったです。旧タトゥーラが220グラム。そこから20グラムの重さがなくなっての200グラム。この20グラムは大きいですね。ショートキャストを多用する関東のハードベイトゲームでも楽しい釣りができそうです。(リールは軽きゃいいってもんじゃないのですけどね。ロッドとリールのバランス・・・その話はまた。)
タトゥーラSVTWは初心者にこそオススメかも
非常に扱い易いリールだと思いました。SVスプールを使っているので、メカニカルブレーキゼロでブレーキ効かせてトラブルレスだということをうたっています。
これは、ベイトリールにエントリーする最初の一個としてピッタリなのではないでしょうか。アンダー2万なら、ヤングバサーも何とか手に出来るコストパフォーマンス性もありますし。
気になる剛性
一部のアングラーの人たちから…「ん?」と言われているのがサイド部分を中心に樹脂製素材が使われている点。ハイエンドモデルになると、新素材系のメタルマテリアルなどが使われているようですがタトゥーラSVTWは樹脂素材を使っていることでコストダウンができたそうです。←フィッシングショーのダイワブースで実際に聞いた話です。
琵琶湖などでヘビーな釣りをする人などからすると、この樹脂製素材の使用はちょっと心配な点…物足りない点なようですね。
タトゥーラSVTWのまとめ
- アンダー2万のコスパ最強リール
- SVスプール搭載で軽いルアーも投げられる
- ブレーキ性能が良いので初心者にも扱いやすい
- 後半の伸びはちょっと前のハイエンドクラス
- 旧タトゥーラより軽い
- サイド部分が樹脂製なので安い
さぁ、良いことばかり書いていますが、2017年3月20日時点でこのリールではまだサカナを釣っていません。しかし、今シーズンのメインリールのひとつとなっていくこと間違いなしなので、使いこなしてフィーリングを理解してきたらまた感想を書きたいと思います。
※追記インプレション(2017年12月)※
2017年1年間このリールを使い込んでみました。ギヤ比6.3を所持しているので主な使用用途は巻物です。レギュラーサイズクランクベイト、バイブレーションプラグ、スピナーベイト、チャターベイトなど全般にいけてます。
特にクランクベイトを使ってみるとその伸びの良さを実感することができて気持ち良かったです。好きな釣りにタイニークランクがるのですが、こっちはもう少しベイトフィネスセッティングに寄せたリールの方かいいかな?
ベイトフィネス以外の釣りではこのリールひとつで何でもいけちゃいそうなオールマイティーさです。初心者の人にもおすすめしたいですね。
ワームの釣りも好きなので、ハイギヤタイプでピッチングなどもやってみたくなっています。あ、ハイギヤタイプはフロッグでも使いたいな。フロッグで今年は釣っていないけど…
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