H-1グランプリマスターズカップ2017はノーフィッシュで帰着で終了となりました。そんな結果は結果なわけですが、プラクティスではちょいといけるかな?と言う釣り方があったりもしました。
シークレットにするものでもないのでブログ記事として脳内メモしておきたいと思います。今回、取り上げるルアーはバイブレーション!是非とも、この記事を読んで僕の熱きバイヴスを感じてほしいです。
■目次
秋の将監川・長門川を巻きで探る
ハードベイトルアーだけで戦いを繰り広げるH-1グランプリなわけですが、練習には余念がないわけです。今回もマスターズカップに向けてプラクティスを行いました。サラリーマンアングラーなので土日限定となりますが2回に渡り練習に時間を割きました。
マスターズカップの開催地となった将監川と長門川は大河・利根川に注ぐ支流なわけですが、ほぼほぼ止水域と言われる閉鎖的なフィールドです。
11月末の大会だったので、練習は11月に入ってから2回行いました。雨が多かった2017年。普段以上に水位の高い将監獄川でした。そして、バスたちは秋らしくカバーでも沖でも釣れちゃう秋らしい動きをみせてくれていました。
マッディシャローで使うバイブレーションプラグ
ハードベイトオンリーの釣りに臨むとは言え、プラクティスは魚を探すことになるのでソフトベイトの釣りも行う総動員プラでしたね。
ごちゃついたカバーにワームを入れたりしても釣れましたが、ハードベイトで大きな反応が得られたのがバイブレーションプラグでした。(もちろん、シャッドやクランクベイト、鉄板系などもとっかえひっかえ多数使っていますが)
実は、将監川と言うと自分ではバイブレーションが釣れるルアーとして刻まれています。プラクティスでもバイブレーションで反応が出ていました。
キロ前後のナイスフィッシュが獲れていて、これもありかも・・・!?・・・と『夢追い人』になっていました。
インスタグラムの写真は近くにいたアングラーにお願いして撮ってもらったりして…
1週目プラは横に巻いて遠投気味で。バイブレーションプラグは遠投ができるのでタックルの遠投性能を試せるルアーでもあります。関東だとあまり遠くに投げることはないのですが開けたところでのフルキャストは気持ちいいものです。
2週目プラは、落とし込んだところバイトを得られました。フォールの釣りでは、竿もタテさばきになるので遠投はあまりせず、アキュラシー重視でキャストを行っています。
2017年も秋も、日に日に、寒さが厳しくなっていたわけですが、2週目プラでは巻いても巻いてもバイトを得られず…ところが、落とし込み(フォール)を意識したところ魚が喰らいついてくれたのです。フォールです…落とし込み…
魅惑のシミーフォール
バイブレーションプラグは巻かなければストン!と落ちてしまう単純明快な「ザッツ巻物プラグ」なわけですが、アメリカ発で認められた釣り方が「落とし込み」の釣り方です。
たしかにストン!と落ちてしまうバイブレーションプラグも多いのですが、落とし込みの際にチラチラパタパタとしっかりとした姿勢でアピールしながら落ちてくれるバイブレーションプラグがあります。この独特なアクションは「シミーフォール」と呼ばれていて日本人アングラーの中でもキーワードして認識されていますね。
アメリカではヨーヅリのラトリンバイブが王道中の王道。日本のルアーが大人気なのはうれしい限りなわけですが、その人気の理由はシミーフォールができるからに他なりません。(ラトリンバイブはあまり売っているのをみない気がするのは気のせいでしょうか…)
「落とし込む際にメタルジグよりも時間がとれる」「ラトルが入っているので存在感を示せる」「遠投がきく」
などの理由からバイブレーションプラグを練習でも、そして試合当日も起用することにしました。僕の使ったバイブレーションプラグたちを紹介しておきましょう。
H-1グランプリ…プラクティスと本番で投入したバイブレーションたち
この晩秋に投入したバイブレーションプラグたちです。手前からいきます。
TGラトリンジェッター(ノリーズ)
本来は、琵琶湖などのでビッグフィールドでも遠投が効くモデルでよく飛びます。沈み方はシミーフォールを意識したものではないのかわりとトーンと沈んでいきます。浮き上がりにくい特徴があって、カウントダウンをちゃんとすると引きたい泳層をしっかりと引けます。「一定層をちゃんと」と言ったときに活躍します。でも、落とし込みでも釣れます。
2015年のH-1グランプリマスターズカップでは魚を釣ってきてくれたルアーのひとつ。自信がはあるし、プラでも釣れたのですが『思い出めぐりはしないぞ…しないぞ…』とこのルアーに固執しないようにはしました。
レッドアイシャッド(ストライクキング)
シミーフォールの火付け役となったバイブレーションプラグですね。いや、アメリカンルアーだからリップレスクランクベイトと呼ぶべきかな。水に入れてみると、重さに反してゆっくりユラユラと落ちていく姿に「あ、これがシミーフォールなのか!」と実感できるモデルです。(思った以上にゆっくりなのが素晴らしい)釣りをしていて気持ちが落とし込みに向かうルアーです。もちろん、巻いてもいけますけど。
ただ、アメリカンルアーの宿命なのか?リップレスなのにまっすぐ泳がないものがあったりと生産モデルのバランスがとれていないものがあります。なぜか若干左に泳いじゃって行ったり。しょうがないですねぇ。
TDバイブレーション(ダイワ)
ザッツ・ジャパニーズバイブレーション。精度の高さとバリエーションの多さから誰のボックスにも入っているのでは。スティーズカスタムモデルはシミーフォールに重点を置いたモデルなので起用してみました。
TDバイブレーションは素直な動き方をするバイブレーションです。個人的には、春とかに浅場をサスペンドモデルで引くスタイルも好き。←やらない?
音についてですが、ジャラジャラとしてグラスサウンドより、ゴトゴト系の方が大きいサカナが釣れる気がします。投げている比率もありますが…
DEXバイブレーション(VB60R・バークレイ)
こちらもシミーフォールに特化したモデルと言うことで購入してみました。まだ使い込んでいませんが、厚みがあるデザインなのでシミーフォールしやすい形態ですね。(まだまだ使い込んでいないのでこんな感想です。)
成田プロによる動画解説が豊富だったのにも購入へとつながりました。販促にヤラレタ!っていうやつですね。
ネガカリは大丈夫なのか?
リップレスなだけに、さすがにゴチャツイタところは苦手な部類のルアーです。なのでカバー際はちょっと苦手…でも、意外と底にあててくるリーリングにはおでこの部分で障害物をかわしていきます。僕は意外と慣れてきたのかロストすることはほぼなく釣りをしています。
ただし当然なのですが、ネガカリ回収棒は必須です。ないと、精神的にパワーダウンしますからね。持っていない方は、自作するか買いましょう。ゴミも残さない努力もアングラーには必要な技術ですからね。
晩秋にかけての釣りの一手に、バイブレーションプラグ…あなたはどう使いますか?ウィードレイクだけじゃなく、マッディシャローフィールドでもどうでしょうか。