■目次
H-1グランプリ2017年初戦・新利根川
128人が参加した2017年のH-1グランプリ初戦。新利根川・春の一戦。
ブログをリニューアルして「ナマローブログNEO」となったわけですが、ローカルトーナメント大好きっ子としては今シーズンも力の限り現場のレポートをしだるまに行っていきたいと思います。
皆さん、釣り大会での勝者による釣り方解説や内容って憶えています?・・・いないと思います。僕も忘れます。書いていても忘れます。なのでブログに書いているのです。いつの日かの栄光のために。・・・お付き合いください。写真いっぱいです。
2017年4月23日(日)茨城県新利根川
参加人数:128人(ウェイイン=66人)※ウェイィン率51%
天気:晴れ
気温:9℃~20℃
水温:17℃~18℃
水質:マッディ、一部濁りあり
競技時間が変更
鈴木美津男さんによる開会のご挨拶とルール説明。速やかなウェイインや閉会式を執り行うために終了時間が今シーズンから13時までとなりました。14時までだった時代が長かったからタイムマネージメントが重要になってきます。
タックルチェック
今シーズンから変わったのがタックルチェックを選手間で行うということ。人数があまりにも増えてしまったので相互でのチェックが義務付けられました。
相互チェックということは「チェックされる側」だけでなく「チェックする側」にも責任が生じることになりました。
ハードルアーオンリーのH-1グランプリ。タックルボックスの中には意外と「ワームフック」「トレーラフック」などが忘れて入れっぱなしだったりすることがあります。入念にお互いにチェックしてサインです。選手間なので、試合前なのにタックルボックスを見て盛り上がっちゃうんですけどねw
ハイパワーエレキ全盛
スタート直後はこんな感じでレース状態に。バッテリー2発は当たり前。ハイパワーエレキの使用がほとんどなので、クイックな操作での落水などの事故には気を付けたいものです。
以前、スタート直後に落水して、ボートを転覆させてタックルをオシャカにしている人を見たことがあります。その時点で終了ですからね。操作は慎重に。
気になった水の色
先日のブログ中でも書きましたが、春の新利根川は濁りの読みが結構重要になってきます。これ皆さん、気にしていまして人によってはこの濁りがバスの警戒心を薄れせて釣れる!と言う人もいますが果たして…
H-1グランプリ上位5人のパターンを読み解く
・・・と、その前に・・・H-1名物のトレーラーウェイイン。
新利根川は軽トラックによるウェイインになるわけですが・・・あれ!?中にいるのは!?
昨年H-1GPX2016AOYの折金選手と現役トッププロの北大祐選手!釣果は…釣ってはきたのですが…あちゃぁぁ~~なんと無念の失格!
折金選手がバッテリー切れ~~北選手はエントリーカードを紛失!するというまさかの展開に。今シーズンは波乱の予感です。
北プロはJB戦の合間を縫っての参加だそうです。これからもタイミングが合えば参加してくるそうです!これは今シーズンも楽しみじゃないですかぁ。
・・・さて、上位5人の結果を見て行きましょう。
⑤位:福島勇介選手 1770g
まぁナニがアレDEATHが・・・酔わせてモヒート!
牛久沼の雄!福島選手が5位に食い込んできました。筆者としては、メキシコ釣行のアドバイスをもらったり、昨シーズンはバスボートにも乗せてもったりと大変世話になっているアングラーさんです。
利根川で釣りをするとカワシマイキーや痴虫ルアーなどでビッグバスを狙うコアアングラーなのですが、今回、その魂は忘れずにしっかりと釣ってくる作戦をとったトーナメント仕様の福島さんがそこにはいました。
狙いは岸に寄ったブレイクを中心にかなり上流にまで上った。そのブレイクをミブロの最新作・デリンジャーとKTWスナブノーズで釣ってくると言うクランクマニア垂涎の釣り方でした。これぞH-1グランプリッって言うウェイインでした。
④位:津輕辰彦選手 1780g
いやぁ、本当に強い!2016年マスターズカップの覇者~ボルツーではなくガルツーこと津輕選手が4位入賞。本当によく釣ってきますヨ。理論派で美学アリ。腕のhayabusaのロゴが眩しいですね。
エリアも明確で、メインエリアはかなりの遠距離。圏央道の2本上にある橋近辺で4本を釣ってきました。上流はサカナは濃いもののサイズが選べないとのことですぐに下流へ戻ったが追加はできませんでした。入れ替えをしっかりとしている。トーナメンターだなぁ。
使用ルアーは、ショットフルサイズとワイルドハンチ。使い分けは深さで、ショットの方が少し深いところが狙えるとのこと。代名詞のスピナーベイトだけじゃなくクランクベイトでも釣ってくる…今年はAOY争いに絡むのでは!?
③位:松本恵太選手 1820g
3位にはメガバスからの刺客!松本選手が入賞。亀山ダムでは60アップをゲットしているスーパーロコ!
使用してきたルアーも「だからメガバス」!イーラーにウェイトを入れてボトムノックさせると言う聞いたことがないテクニックを駆使してきました。
松本選手・・・YouTubeでもいろいろなメガバスルアーを紹介していますね。こちらの動画でもイーラーのウェイトチューンを施しているようでした。お話できなかったので今度会ったら、亀山の攻略方法とかを聞いてみたい。
メガバスのアメブロブログにはかなりの長文をエントリーしていますね。亀山戦もあるし、安定感がありそう!台風の目となるか!?
②位:佐々木徹選手 1890g
2位にはH-1グランプリ2代目AOY!広島東洋カープをこよなく愛するBasserササキ記者がランクイン。カメラを向けるとアイドルバリにいつものこの笑顔を見せてくれます。
エリアも大移動はせず、ソウルシャッドで底をゴリゴリと引いてリミットメイク。確実性はかなり高い。プラクティスではエンジン船を利用している姿を僕は見逃していませんでしたよ!練習熱心でもあります。
ホットシートをしばらく守り続けていたササキ記者。今月のBasser誌面ではJBTOP50遠賀川戦で優勝した市村直之選手と同船したという奇跡。Basser誌面ではその時の興奮と戦略・戦術を間近でみたササキ記者の筆がうなりを上げていることでしょう。
Basserはさっき買ってきたばかり。ブログを書いたらじっくりと読むつもり。
①位:櫻井亮選手 3780g
緊張のトレーラーイン。
唯一の3キロオーバー!!!
モンスターパニックバイト!!!
圧倒的な釣果で優勝したのはMPBルアーズ代表の櫻井選手でした!!!
祝福の嵐が。MPBルアーズのクランクベイトは最近だと、入荷するとその日の内になくなっちゃうほどの人気を獲得。北プロも終了後にお買い求めになっていたとかいないとか。基本性能と関東で効きそうなサイズ感がたまりません。牛久沼でも釣れますよ。マジで。
ビッグフィッシュ賞もゲット。
そして、インタビューで飛び出したコメントには驚くべき一言が・・・
「開始すぐ。ボート屋出てちょっと上流で…6時17分にはリミットメイクをしていました。」
わずか20分もない間にこれらのクオリティフィッシュを揃えちゃうだなんて。僕は上流を目指していましたからまだ移動中の時でしたね。
ルアーはスローフローティングチューンを施したラトリンログによるジャーク。2回ジャークして浮かせた時に、ルアーがひったくられると言う理想的な釣り方。その後、自信が作り上げているMPBのクランクベイト・ワイルドボアでもサカナを釣ってくると言う完璧な展開。勝つ時ってこんな感じなのでしょうね~~~
ポイントは、スポ―ニングエリアとなる岸ギリギリに点在するクイ。その横をラトリンログで浮かせて、待機するメスバスに食わさせるというわけです。
リミットメイクはもちろん達成。4本釣って入れ替えもしたと言うから完璧な試合展開ですな。
そんな櫻井選手ですが実はかなり丁寧にフックチェンジはしていることにもビックリ。
ラトリンログのフックはジャークすると甘くなることが多いので、本当にマメに交換するそうです。フックをバシバシ船上でするのはちょっと面倒ですが、こういった細やかな作業が釣果に繋がるのかもしれません。ビルダーさんなのでフック交換も早そうだ。
櫻井選手は美津男さんもビックリ!?するほどのマグナムクランクベイトの使い手でもある。津久井湖、相模湖、亀山ダム…リザーバーでの奇跡の一発もあるかもしれないゾ~こりゃ。
ササキ記者は表彰台の上からも質問しまくっていました。今シーズンもBasser誌面での記事には注目ですヨ。何しろ、記者自身が強い。どうなるか。
ジャンケン大会も盛り上がる
北大祐プロはなんと竿を!牛久沼最強戦士の横井さんが自身のシグネチャーモデル「TAKE-C」を出したりとジャンケン大会も豪華でした。盛り上がったなぁ。
北プロからロッドをゲットしたのは牛久沼の3月大会でスーパービッグフィッシュをゲットした沼の人・サイトー選手でした。また釣っちゃうではないですか!困るなぁ・・・
初戦新利根戦…当ブログ筆者は54位
個人ブログなので筆者である私の結果もインスタグラムから引用しておきましょう。辛いですけど、プラクティスでは釣ったこともないサイズが釣れてくれました。(H-1はキーパー制限なしです)
210グラム…ムムム。これは『首の皮一枚繋がった』とはとてもじゃいけど言えません。次の津久井湖戦の予約が迫っています。津久井湖も難易度A級フィールド。なんとしてもサカナを獲りたいものです。
プラクティスは3週連続という、サンデーアングラーとしてはやりすぎなくらいやってみたので流れについては後日から泣きながら書きます。