サンデーアングラーなので休みの釣りは何とかしてサカナを手にしたい。楽しみたい!のが本音のところですが、ローカル大会大好きっ子になっている自分は、大会本番に向けて釣りをする不思議な体質に今はなっています。
【ページへのいいねかツイッターをフォローしてもらえると最新記事をお届けできます】
牛久沼での釣りの練習(プラクティス)
釣りなのですから釣らないと話になりませんよね。ですが、こと大会に向けての練習ではそれが正解ではないようなのです。
H-1グランプリ2018津久井湖戦を制したトッププロ・北大祐選手も言っていましたが…
「プラでは湖の様子を見るだけで、ルアーはほとんど投げませんでしたね」
と言う発言を何度となく聞いています。(発売されたムック本を読むのが楽しみです!)
牛久沼戦に向けて、前週のたまや大会はお休みしたところもあって前日に沼の様子だけは見ておきたかった。ですので、前日プラクティスを敢行。
本番でのコンディションを考慮して無理をしない、お昼には上がるスケジュールでセッティングと気になるところの様子見をしてきました。
そこで僕がとった練習は「迷いを消すための『ここはないよな』」「うん。やっぱり釣れないな。」と言う確認作業でもありました。(まぁ、そこは牛久沼ですから基本、簡単に釣れませんw)
牛久沼はエレキオンリールールの場所のため、全域を行き来するのは相当に難しいものがあります。ですから、ある程度のエリアの絞り込みが必要です。
おおざっぱに言うと「本湖」「東谷田川」「西谷田川」と言いうセレクトになるわけですが、迷いを打ち消すためにも普段は行かない場所だけど「ちょっと気になる場所」もチェック&チェックしておいたわけです。
極まれに結果がでる!?本湖方面にある秘密のオリノコ川にも行ってみたりもしつつ、、、無事、、、偵察完了でありました。
牛久沼のバス釣りはハンティング的!?、、、
アメリカ南部のバスアングラーのオフシーズンはハンティングを趣味にしている人がたくさんいるようです。
そこでのハンティングの話をどこかで読んだことがあるのですが、ハンティング当日に獲物を捕らえるかと思いきや、禁漁期間中やプラクティス?で獲物を確認し、事前に仕留めやすいところに追い詰めておくというのです。
「あいつをオレは3日後に仕留めるのさ。グフフ。」と言った具合にです。
広大なアメリカとはいえ、野生動物がうじゃうじゃ群れているかと言うとそういうわけではないはずで、狙いを絞り本番当日に仕留めるのが楽しみということなのです。
ちょっと、大げさかもしれませんが牛久沼のバス釣りもこれに似ていて、生態系が落ち着いたフィールドだけにデカバスの生息数も限られていて数釣りをするには難解な場所でもあります。
そこで釣りたいときに釣るためには、前日に『魚を抜いてしまう』のは厳しいと判断。さすがの前日にはサカナを釣るのをグッと我慢しました。(まぁそれでもおそらく釣れなかったかなw)
牛久沼のバスも回遊を繰り返していると思われますが、1日ではそこまで大きな移動を繰り返さないと思っています。ですから、その場所のサカナを前日に釣ってしまったら『当日』は釣れないかと…
釣り大会あるあるの「昨日は釣れたんだけどなぁ」を防止する策が牛久沼には必要かと考えております。
なお、亀山ダムなどは回遊をバンバンしていると思っているので前日釣ってもあまり関係ないかと思っています。でも、デカいサカナを見つけたらそっとしておきますけどね。(で、だいたい当日はいなくなっているw)
そんなわけで、牛久沼での前日プラクティスは「水の色」「水深」「水温」「ベイト」「水生植物の具合」などフィールドコンディション全般に目を行き渡らして、行けるところ全域を見て回りました。(エレキが壊れないように注意しつつ…)
だから今日、釣っちゃうとアレだからさ……ww
画像は牛久沼名物のアシの壁。 pic.twitter.com/5f4aADr6c3
— ナマロー@釣りブロガー (@nama_ryu) June 23, 2018
↑こんな感じで延々と続くアシ(パット見釣れそう)を撃っていくと「ハッ」と気付くと時間がかなり経過していたりします。タイムマネジメントも大切ですね。
優勝した高橋さんの話を聞くと、しっかりと魚を釣るときは釣って状況を見ていたようです。練習量も豊富でサスガです…。魚の位置あいも見ていて、6月のこの時期にもスポーンしているサカナも見つけていたとか!(高橋さんのブログに詳細がっ)
この辺の『目』でサカナを見つけるのが不得意なのもので、修行が必要と考えております。
素人でプラクティスってっっ!?
と、プロでもないので練習でサカナを釣るのをグッと我慢する謎行動をとるようになってしまっているわけですが、このスタイルが◎!素晴らしい!かと言うとどうかということもあります。
大会に向けてなので「結果」がほしいからやっている楽しい作業なわけですけど、仕事的になると決して楽しいことばかりではないわけでして。そして、僕は釣りが仕事ではないわけでしてね。
この、大会に向けての動きというものがちょっとな…と言うことで、トーナメントを離れファンフィッシングにスタイルを戻すアングラーもいっぱいいます。それもまたスタイルですし楽しみ方です。
ですから、本番当日に鋭敏な野生の勘を研ぎ澄まして釣りをするのもこれまた楽しいものです。そう、釣りは楽しくないとネ!(僕も普通はそんな感じです。感じ。)
・・・バスプロの皆さんの本当の練習とは違うけど、今のところは練習して臨むと、ローカル大会もちょいと楽しくなるかな!と言う、そんなお話でした。