バス釣りとは場所のセレクトであり、ルアーのセレクトであり、タイミングであり、キャストの技術であり・・・と様々な要素が重なって合致した時に感動する釣果が得られるわけですが、ことこの初夏は「タックルセッティングがハマッタ」と感じた瞬間がありました。
H-1グランプリ2017亀山戦でなんとか、かんとかしてサカナを揃えてウェイインができたわけですがその原動力となったのは実はタックルでした。特に本番2週間前に購入したロッドが【スペルバウンドコアSCS-65-1/2UL/L-ST】でした。
これをなくして、この結果は得られなかったということもあり、そのインプレッションをブログに記しておくことにします。
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■目次
苦手だった亀山ダム
関東屈指のレンタルボートフィールドである亀山ダムは得意とは言い難い存在でした。
毎度、亀山に行って釣れても数本。エキスパートの人やボート屋さんの釣果に「1~20尾」なんていう結果がお店のノートや最近ではブログやHPに掲載されるじゃないですか。
これは、特別な腕を持つ限らられた人たちにのみ許された未知なる領域に違いない~~なんて考えて今したが、2017年初夏にとうとう亀山ダムにて「ツ抜け」(10本以上釣るコト)に成功しました。
上手い人たちからしたら当然なのでしょうがこれは僕の中では画期的な出来事だったのわけです。
亀山ダム名物…初夏のフィーディングフェスティバル
かつては、限られた者のみが知っているパターンだったのですが今や大メジャーとなっている亀山ダム初夏の風物詩と言えば「フィーディングバス狙い」です。
水温上昇とともに、浮いてきたワカサギの当歳魚を偏食するバスたちが大挙して水面付近でフィーディングを行うというものです。数年前に比べるとその勢いは収束気味だそうですが、亀山ローカルじゃない僕にとってはそれはそれはインパクト大な釣れ方をもたらしてくれました。
H-1グランプリの前日(土曜日)にプラクティスに入ったのですが、そこでワカサギをエサとするフィーディング場所に遭遇していわゆる爆釣劇を演ずることができたのです。
ルアーはハンクルのジョーダン。ボイル撃ち、フィーディング用の表層系ルアーとして知られているこのルアーですがその効果を本気で知ったのがこの日でした。
ボイルが起こったところや予測されうる場所にビシリとキャストが決まれば、ガッツリとしたバイトをたくさん得ることができ小一時間でナイスコンディションを10匹以上は釣ることができたのです。
H-1グランプリ本番当日の結果はお立ち台を逃す6位でフィニッシュ。苦手意識のあった亀山ダムでのこの結果は自分の中で革命的な出来事でした。
プラクティスでは早朝5時台というフレッシュな時間帯が最も釣れましたから釣れるタイミングも存在しています。本番は6時スタートでしたから少ないフィーディングチャンスにアジャスト出来たと言うことなのでしょうか。
何といってもこのジョーダンは小さなワカサギをイミテートしているだけに非常に軽い。この軽いルアーを飛ばすために必要だったのが特化したロッドです。そこで、僕が本番を前に急きょ導入したのがスペルバウンドコアSCS-65-1/2UL/L-STだったわけです。
H-1グランプリ本番…エリアをシェアしていたもうひとりもスペルバウンドコアだった…
終了後にしった事実なのですが、H-1グランプリ2017亀山戦にて3位になったミスターノーバイトさんは、同じくジョーダンを使用。ロッドは同じ番手ではありませんがスペルバウンドコアを使っていたことが判明。典型的なフィーディング狙いで上位に入った2人だったと思うのでタックルがいかにこのタイミングで合っていたと言わざるを得ない結果でした。
今回釣った魚の全てをこのタックルで。スペルバウンドコアのSCS-60-1/2UL-STです。本当は65-1/2UL/Lの方がフィーディング用でよかったんですが、持っておらず…ナマローさんはこっちのロッドを使っていたようですよ!!
興奮冷めやらぬ状態で昨日のH-1の事をブログに書きました〜! まだまだストック中のネタが多数あるのですが、嬉しすぎて割り込みして先に公開! https://t.co/siKK9ID4sN #buritsu #h1gpx
— Mr.Nobite (@MrNoBite) July 10, 2017
↑ブログ後半にロッドについての記述あり。そして、隣の隣で釣っているワタクシを激写していたというから驚き。
フィーディング特化型ロッドは軽いルアーが飛ばせるソリッド仕様
ST・・・という表記の通りソリッドティップを搭載した特化型モデルです。
このソフトティップがこの小さなルアーを飛ばすことができる秘訣で、細目のPEラインと合わせるとパピューンと気持ちよく飛んで行ってくれます。65+αハーフと言う長さも飛距離が出せる秘密となっています。長さも65ならレンタルボートでの取り回しはバツグン。
見てください。極端な超ファーストティップです。これが小さいルアーを飛ばせることになってもいるし、ピクピクなどのシェイキングもやりやすいのです。
ただし、この細さは普通じゃない細さなので、破損と言うリスクがともなう諸刃の剣であることは言うまでもありません。ラインメンディングや車載、保管時なども気を付けないと「折れ」の可能性はなくしきれません。この辺は理解しとかないといけない竿でしょうか…
もちろん、バッドはバスロッドらしいガッチリとしたものとなっています。ベナベナのソリッドロッドじゃないところがミソで、キロアップのバスもしっかりとやりとりができる強さも併せ持っています。
ラインPE0.4号。スピニングリールはダイワの新型セオリーを導入。
え!?ロッドだけじゃなくていろいろと買ってしまっていたのね!!と思われる方もいるかと思いますが、夏のボーナスシーズンの目玉として投入してしまっていました。
基本が牛久沼ホームのマッディシャローマンなんでスピニングとはご無沙汰なのですが、スピニングの釣りにも目覚めてしまいました。お値段も2万円程度とハイエンドモデルに比べればお安いですが、ドラグ性のや本体の軽さなど必要十分なスペックでした。
セオリーベースでバスフィッシング特化モデルの新型イージスも今年は出たのですが、PE仕様を想定していたのでセオリーをセレクト。細糸を使うので2000番台もよかったのですが、他への転用もあるかもと想定して2500番台のハイギアモデルにしました。
PEラインは0.4号。正直、知らない異次元の釣りですし「細糸は切れたらフィールドによくない」と言う気持ちもあったのですが、タックルセッティングが合っていたら切れることはないと言うオススメのコトバを信じて0.4号を選びました。
PEラインはデュエルのアーマードプロ+にしてみました。0.6号を昨年のオールスター会場で買ってみていて使っていたのでこれだと。お値段はしますが長持ちするのでいいですよねPEラインは。
作っているのはレジットデザイン
スペルバウンドコアはエンジンが開発をすすめられたロッドブランドなのですが、製造をしているのはご存知レジットデザイン。そのことにビックリした僕はそのことについて記事も書いています。
まさに「コア」なロッドですから、ワガママを聞いてくれるロッドメーカーが必要だったのでしょうか。
使っているブランクスの素材等は、ワイルドサイドのそれとは違ったものになっているようですがレジットデザインの魂は宿っているわけでレジッターの皆さんも大注目のロッドシリーズであります。
南柏キャスティングのバスフェスタにて衝動買い・・・
なんて用意周到に購入してのインプレッションのようですが、決め手となったのはキャスティング南柏で行われたバスフェスタの会場。
イベント情報!本日からキャスティング南柏店様にて開催「BASS FESTA 2017」に出展!25日は羽生和人プロが皆さまの御来店をお待ちしております! https://t.co/FlWddZ76c1 #スペルバウンドコア #Like #亀山 #房総 #日曜日 pic.twitter.com/DpfuiOBtrS
— Engine-fishing (@engine_fishing) June 22, 2017
こちらで大人気の亀山ガイドでもある羽生プロの直接お話を聞いて…しばらくしたら竿が僕の手に握られていました…タックルセッティングについても羽生さんにアドバイスされたものをそのまま取り入れました。この年齢と釣り歴になるとこれがなかなかできないのですが今年のテーマは『素直さ』なのでとにかく純粋まっすぐに耳を傾けました。
あれ…似た竿がレジットデザインから出ていない?と思われた方も多いはず。そこは使い分けってやつです。その辺についても羽生さんに質問をぶつけたわけで~~
似た番手でレジットデザインのWSS-ST65Lも実は所持しています。(←初告白)これと一緒なんじゃないの!?と思っていましたが…違いました…。ほんの少しのニュアンスの違いなんですけど、使い勝手は全然違います。
なお、このロッドも昨シーズンからよく使っています。インプレ記事書いていないけど、僕は巻物ロッドとして使っています。ちょっとお待ちを。
オカッパリはどうなのか!?
特化型ロッドという事でこちらはボートフィッシング専用の竿として開発がすすめられたと思われます。何しろ、ガラスのティップですから高いところに引っこ抜くなんていう芸当はちょっと厳しいですかね。
オカッパリで亀山ダムを訪れる方もたくさんいるかと思います。ボイル撃ちの釣りは、場所選びやポジショニングが釣果に左右するのでオカッパリアングラーのあなたもボートフィッシングにチャレンジしてみてこのロッドを手にしてみるのはいかがでしょうか。
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