2017年も12月に突入しました。インフルエンザ流行の気配が伝えられたことことから、念には念を入れてと予防接種を受けてきました。実は、2014年の暮れから正月にかけてインフルエンザに罹患した苦い経験がありまして、ここ数年はワクチンを接種しているのです。
行ったクリニックのワクチンが「国産品」じゃなかったことから、確認書類をやたらと見せられたのですが…やはり国産品への信頼度は日本人はやたらと高いものがありますね。
年内も何回かバス釣りに行く予定ですが、これでインフルエンザは回避できるかな!?でも、フツーの風邪をひきそうな気もする師走です。
一週間前に行われたH-1グランプリマスターズカップについて選手として参加した『しだるまレポ』です。
■目次
全員がツリウマ!マスターズカップ!
クラシック的な戦いと言うとわかりやすいでしょうか。レギュラートレイルで上位30位になった選手たちが集まり開催されるのがH-1グランプリマスターズカップです。レギュラー戦+、各地で行われているレンタルボート戦大会の年間勝者や友好団体の勝者たちが集う大会です。
昨年・2016年シーズンは、レギュラー戦でのポイントゲットに失敗してマスターズカップには欠場すると言う悔しい思いをしていました。(しかも、開催場所は未知のフィールドと言えた笹川湖)
悔しさいっぱいの中でしたが、H-1グランプリマニアとしては見届けないと…と思い立ち、観戦には行ってきました。行って思ったのは「やっぱり出たいな」と言うこと。
と言う事で、2017年の目標は最後まで生き残る!と言うことにしていました。一発勝負はなく、刻む釣りでの年間トレイルです。つまらないと言えばそうなのですが、年間を通してAOYを獲得できるのがトレイル戦の面白いところでもありますから本気で勝負をしていきました。
合計2950グラム・総合20位でマスターズカップへ
レギュラー戦を終え、薄氷を歩くような重量を重ねてのマスターズカップ出場となりました。アブネー。
新利根川戦:210g
かろうじての一匹!
津久井湖戦:340g
なんとか絞り出したサカナで!
亀山湖戦:2170g
これがなければ危なかった亀山湖。キッカーフィールドでした。苦手意識があった亀山ダムでは新たなる希望を発見できました。
相模湖戦:0
まさかのゼロ申告…ヤバかった!
牛久沼戦:230g
ホーム牛久も微笑まず…でも、釣ってきたのでヨカッタ。これがなかったら危なかったかもしれないわけで。
年間通してと言う事を考えるとデコらないことは本当に大切です。で、そんなやり切った人たちが晩秋の長門川マリーナに集結したわけです。
H-1グランプリ2017マスターズカップ IN長門川・将監川
総勢50名が参加したマスターズカップ。朝の気温は10℃を切る冷え込みの中、朝のミーティング。
今回の試合時間は7時スタート13時帰着の6時間。少々、短めの試合時間設定からいかに「無駄うち」をしないかと言う戦略が頭をめぐります。
長門川と将監川と言う、ふたつの流入河川が勝負の場になるわけですが、8割以上のアングラーが狙ったのが将監川でした。
長門川は、出ればでかいものの、バスの動きが読みづらいところがあります。シーバスは釣れていたのですが、本命のラージマウスバスからの反応はなかなかに難しいものがありました。プラクティスでも、何もなく終了したので僕はこのエリアは切り。
将監川は、ここ数年、人気フィールドとして認識されていて休日ともなるとかなりの数の船が浮かんいます。そのため、バスへのプレッシャーが高く、魚はいるもののなかなかなクチを使わすのは難しくなった印象です。
タイミングと場所さえ会えば、フレッシュな魚体を拝めることも確認できたので僕がエントリーしたのも将監川でした。
コイとレンギョに翻弄されて終了
プラクティスのことは先日書いた通り、魚は毎回、さわるこができていたので自信をもって臨みました。が、反応は得られずに終了。
もはや名物、大漁に生息しているレンギョのスレ掛かり。そして、寒くなって魚食性にもなっているコイに翻弄されて試合終了となったのでした。
コイもスレ掛かりじゃなくて、口で食ってくるとそれなりにいなせちゃうんで一瞬、デカバスかと勘違いしました。幸せな勘違いもありますが、これは不幸せな勘違いです。雑なやりとりをしているところをオリキンプロに見られていました。泣けますねぇ。
H-1グランプリ2017マスターズカップ…栄光は誰の手に!
マスターズカップは1戦のみの一発勝負。そのため「優勝」のみが栄誉を勝ちとれる「デッドORアライブ」の大会です。
実際に、優勝は豪華景品やカップなどを手に入れられるのですが、2位からはレギュラー戦と違って大きな副賞はなかったりするのです。
ですから、ギャンブルに出る人、刻む人・・・と各々の性格がでる戦いになるのもまた面白いところです。
トップの顔ぶれも各地の猛者ぞろいとなりました。写真でもって振り返っていきましょう。
5位:松本恵太選手 1230g
メガバスのZクランクで釣ってきたのは松本選手。イーラーの使い手としても知られ、新利根川でイーラーフィッシュを持ち込んだのはセンセーショナルでした。
4位:折金一樹選手 1350g
2016年AOYのオリキン選手…はずしません。唯一のリミットメイクというところもトーナメント大好きな戦術眼の持ち主だと言うことがわかります。
ごちゃついたカバーの中に、オーバーライドを入れて釣ったと言うから驚き。どうやってかわすのか!?アクションは!?実際に見てみたい釣り方です。
3位:千葉隆選手 1380g
チームヤグチの千葉選手が3位に。TBCにも参戦されているので、ある意味ロコな千葉さん。リトルマックスを駆使して、繊細な小さいアタリをとっての入賞となりました。さすがです。
2位:佐藤仁吾選手 1600g
一緒に牛久沼に行っている佐藤選手がフローシャッドでビッグバスをゲット。(悔しい)準優勝。
この日は相乗りして、現地に行ったものですから帰路の最中、狙い、釣り方、プラ、キモ…いろいろとお話を聞けたのですが「見えていたサカナ」を獲れただけに本当に悔しそうでした。
それはもう本当に…切り替えて気持ちはすでに来シーズンに!?
1位:川島勉選手 1730g
Mr.カワシマイキー!川島勉選手が優勝!
川島さんのインスタからも拝借します!
エリアはこの日、唯一の長門川!
12時くらいに、鉄橋ゲタの隅をかすめるようにマッシュボブを巻いたところ獲れたビッグフィッシュでした。キモは「中層の早巻き」。
それまでに、行ったカバー際、スローリトリーブ、カワシマイキーなど、様々な釣りを試しながらきての一匹。バラした魚が早巻きで食ってきたことから出た答えと結果。
上手な人は本当に少しのヒントから正解を導くのが得意。それができるのがプロなんですよねぇ。
副賞も豪華だったので羨ましい限りです!
じゃんけん大会も盛り上がりましたよ!
とは言え、様々な協賛品がじゃんけん大会に出てきて盛り上がりました。
オトナがこんなに喜ぶ瞬間もそうそうありませんよね。
やっぱり肉はもらうと笑顔になります。
この人のクック亭さんのお弁当はホットミール!温かいハヤシライスが身に沁みました。
H-1周りの皆さん、1年間ありがとうございました!
楽しかったH-1グランプリ2017も全ての日程が終了。
マスターズカップには、鈴木美津男さんの車がとんでもない豪華ラッピングになって登場していたりしてビックリでした。街中を走っていたらH-1グランプリやラッキークラフトが検索されちゃいますネ。
総合プロデューサーの鈴木美津男さん、スタッフの皆さん、協賛メーカーさん、各地のボート屋さん、ロコの皆さん…こうして楽しい大会運営いつもありがとうございました!
フィッシングショーでもブースを出展をするらしく、ますます人気となりそうなH-1グランプリ。僕もなんとか日程調整をして来シーズンも出場をして行きたいと思います。
ブログでの盛り上げだけじゃなくて、目標はもちろん『優勝』です!そのためには、何かを変えていかないといけないなぁとは思っています。その何かを掴めるオフシーズンにしたいと思います。